おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、秋の深まりに合わせ、「OOの秋」と題したイベントを開催中。そのひとつ「食欲の秋」にちなみ、同館最大の水槽420㎥もある海のパノラマ回遊水槽で、期間限定「がっつり潜水給餌」が行われた。
9月23日(火・秋分の日)に第1回目が開催され、70名ほどが集まった。2回目となる28日(日)14:00には、100名ほどが水槽前に集まり、普段見られないダイバーによる迫力ある給餌風景を間近で楽しんだ。
潜水給餌では、三宅教平魚類飼育係がダイバーとなり、エイの捕食シーンを水槽ガラス面近くにおびき寄せ、観客からも見やすく紹介したり、ホシエイのダイナミックな給餌風景など、普段あまり見られない光景が数多くあり見所満載。その給餌の様子を、若宮直樹魚類飼育係が、状況に合わせて解説し、魚達の生態や、エイやサメの違いなどちょいネタを混ぜて解説した。
2007年10月に瀕死の状態で同館に保護されたアオウミガメの太郎も、2013年7月に同水槽に引越し、すくすくと成長、元気に泳ぎ回り存在感をアピール。太郎の好物のイカを与えると、ぱくりと食べるシーンに拍手が沸いた。
10分ほどで、魚や貝がなくなり、潜水給餌は終了となった。会場から温かい拍手が沸き起こり、ダイバーへ手を振り労った。
なお、同イベントは、10月5日(日)・12日(日)・19日(日)・26日(日)の各14:00から開催を予定している。
◎おたる水族館〜がっつり潜水給餌