市議会第3回定例会始まる 会期20日間


 小樽市議会(横田久俊議長)の第3回定例会が、9月3日(水)10:00から、市議会本会議場(花園2)で始まった。
 会期を、9月3日(水)から22日(月)までの20日間とすることを決めた。
 同定例会には、平成26年度一般会計補正予算をはじめとする補正予算議案が5件、平成25年度小樽市一般会計歳入歳出決算認定などの決算関連議案が15件、小樽市資金基金条例の一部を改正する条例案などの条例案9件、その他の報告4件、人事案件の小樽市教育委員会委員の任命についての追加予定議案があり、最終本会議に提案する予定。
0903coucil.jpg 本会議で、中松義治市長は提案説明の冒頭、「平成23年の春に小樽市長に就任して以来、これまで3年4ヶ月、市政を担う中で、財政の健全化をはじめ、企業誘致や観光振興の推進などを通じて、地域経済の活性化に精力的に取り組んできたが、少子化を含めた人口問題、公共施設の耐震化や防災対策など、小樽にはまだ解決すべき幾多の課題が山積し、課題解決に向け、さらに取組を進めていくことが自らの責務と考えた。今まだ任期半ばであり、まずは残された在任期間に全力を傾けたい」と述べ、 来年4月に行われる市長選へ再出馬する旨を報告し、議案の説明を始めた。
 平成26年度各会計補正予算の主なものは、一般会計では、平成25年度に、国や道などから超過交付となった国庫支出金の返還金を計上し、税・社会保障・災害対策分野における情報連携のための社会基盤となる「マイナンバー制度」のシステム整備事業費、来年4月から実施が義務付けとなる「自立支援相談事業」のモデル事業、福祉バスの新車購入経費、今年10月から追加の「水痘ワクチン」及び「高齢者の肺炎球菌ワクチン」の接種に伴う費用などについて、所要の経費を計上。一般会計における補正額は、歳入歳出ともに6億2,137万8,000円の増となり、財政規模は569億8,073万1,000円となった。
 平成25年度一般会計については、歳入総額601億8,428万3,954円に対し、歳出総額は598億9,777面9,662円となり、翌年度に繰り越すべき財源を控除した実質収支は、2億8,639万2,292円の黒字となり、これを翌年度に繰り越すこととし、決算を了した。前年度の実質収支を考慮した単年度収支は、1億2,973万6,158円の黒字、実質単年度収支は、4億4,375万9,396円の赤字となった。
 平成25年度は、歳入では特別交付税が予算を下回り、歳出では、職員給与費、生活保護費などにおいて不用額が生じ、実質収支は黒字となったが、財政調整基金の取崩額等を考慮した実質単年度収支は赤字となり、依然として厳しい財政状況であるとした。
 また、平成25年度において実施した事業について、第6次小樽市総合計画の「まちづくりの5つのテーマ」に沿って説明した。
 共産党は非核港湾条例案を提出し、川畑正美議員が提案説明を行った。
 定例会は、3日(水)から22日(月)までの20日間。8日(月)・9日(火)会派代表質問、10日(水)一般質問、11日(木)・12日 (金)・16日(火)予算特別委員会、18日(木)学校適正配置等調査特別委員会、22日(月)本会議を予定している。
 第3回定例会〜市長提案説明
 議会予定表
 本議会における質問通告一覧