お盆恒例行事となる「高島漁港納涼大花火大会」が、8月17日(日)20:00から21:00まで行われ、高島漁港弁天島から4,000発の花火が打ち上げれた。
同漁港周辺には、この日を楽しみにしていた大勢の町民や市民らが花火見物に集まり、会場の漁港は人で埋め尽くされ、次々と打ち上げられる花火に歓声を上げた。
高島漁港納涼大花火大会は、地域住民が実行委員会を作り、1988(昭和63)年から始め、今年で27回目となる。
7回目から、高島地区ゆかりの故人や新盆を迎える故人たちを偲び、また、子どもの誕生祝いや大漁を祈願して、花火を打ち上げる前に、メッセージを読み上げる追悼花火が特徴。BGMが流れる中、故人への感謝の気持ちや思い出が語られた後、花火が打ち上げられ、毎年、多くの花火見物客で賑わっている。
協賛企業や個人名の紹介後、漁港中央にある弁天島上空には、初盆で感謝を込めてリクエストした曲と一緒に打ち上げられた花火や、故人を偲ぶ回忌法要花火、健やかな成長を願ったキャラクター花火やスターマインなどが次々と夜空を彩った。
また、漁港に投げ入れられる高島龍神伝説水中花火は、海面に色とりどりの扇形を作り、暗闇の海上にその姿を映した。
弁天島に全長200mもの仕掛け花火の「ナイヤガラ」は、滝のように流れる炎のすだれが、海面に映り幻想的な光景を作り出し、観客から歓声と拍手が沸き起こっていた。
国内初披露となる花火も打ち上げられ、グランドフィナーレでは、750連発の花火で締めくくり、観客からは大きな拍手が送られていた。引き続き、特設ステージでは、ライブ演奏が行われ、熱気に包まれていた。
一方、花火見物客の帰る人の波が小路から溢れ出し、高島地区一帯に渋滞を巻き起こしていた。市民は、「お天気で良かった」と、好天に恵まれ心置きなく花火を楽しめた様子で会場を後にしていた。
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