8/16限定! 奥沢水源地ライトアップ


 2013(平成25)年に初めて行われた「奥沢水源地ライトアップ」は、500名を超える来場者が訪れ好評だった。今年も、8月16日(土)に、小樽青年会議所から、同OBで作る奥沢水源地ライトアップ実行委員会(上野ちしん実行委員長)が受け継ぎ開かれる。
 奥沢水源地の魅力を改めて市民や多くの人々に知ってもらい、歴史的遺産にスポットをあて関心を高め、水源地活用を喚起していくことを目的としている。
okusawalightup.jpg 1914(大正3)年 に奥沢水源地が完成し、小樽の街に近代的な水道施設が登場し、今年で100周年を迎えた。
 同水源地は、小樽の水道水の水源として稼働してきたが、2011(平成23)年にダムの堤体に陥没が見つかり、改修には多額の費用がかかることから廃止となった。現在は、小樽市水道局が所有している。1985(昭和60)年には、階段式溢流路の美しい構造が評価され、近代水道百選に、2008(平成20)年には、土木学会選奨土木遺産に選定されている。
 階段式溢流路(水すだれ)は、21mの落差で、1段2mで10段、幅は約30m。緩やかなカーブがあり、階段状に水が流れる「水すだれ」の四季折々の風景が楽しめ、多くの市民に親しまれている。
 今回も階段式溢流路と取水塔をライトアップ(19:00、20:30)し、昨年よりライトの数を増やし、階段式溢流路上流も照らし、取水塔も下からのライトを増やし、より幻想的な光景が楽しめるようにする。
 通常は、立ち入ることができない水管橋も期間限定で、10:00から16:00まで開放しているが、この日は、時間を延長し20:30まで開放する。橋からは、30名ほどがライトアップを鑑賞できる。当日は、丁度良い人数が集まると、水道局員が誘導する。
 会場では、16:00から、無料のヨーヨー釣り・綿あめ・かき氷の縁日の他、有料飲食ブースを設け、阿部製麺や小樽ビール、野村商店、ネザーランドの出店を予定している。昨年同様、臨時駐車場を消防署訓練所に設ける。
 上野実行委員長は、「今後、宝の原石を活用した未来ビジョンを受け継ぎ、より多くの方に水源地の魅力を見ていただきたい」と話した。
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