東日本大震災座談会 Ya・Re・Ru・Ko・To実行委


 東日本大震災から3年が経った今でも、復興とは程遠い現状。被災地宮城県のボランティア団体代表や消防団員、ガス会社社員など被災地で生活する5名を小樽に招き、体験談を語る座談会「あの瞬間(とき)と今を語る会」を、9月13日(土)の18:30から20:30まで、かもめ亭(旧エンペラー・色内1)を会場に開催。市民を交えて現地の生の声を聞く座談会は、小樽では初めてのこと。
YaReRuKoTo.jpg 主催するYa・Re・Ru・Ko・To実行委員会(大橋真由美代表・スタッフ17名)は、2011年の震災直後に、福島市から自主避難した家族を通じて現状を知り、支援しようとボランティア組織を立ち上げた。
 被災地の人々から、今必要な物を聞き、直接、「塩竈市民ボランティア希望」(會澤純一郎代表)へ支援物資を送り、大変喜ばれた。支援物資の送料等を調達するため、募金活動やフリーマーケットを実施。また、夏休みを楽しんでもらおうと福島の家族を小樽へ招くなど、活発な支援活動を続けている。
 大橋代表らは、昨年10月に宮城県と福島県の被災地を訪問し、現状を目の当たりにした。被災者や活動しているボランティアに会い、「今だからこそ、語りたい、伝えたい」強い思いを感じた。そこで、現地の人を小樽へ招き、対談形式で生の体験談を語る座談会を企画。
 当日出席予定の被災地宮城県に住む「塩竈市民ボランティア希望」の會澤代表や消防団員、家を失い避難所や仮設住宅を経験したガス会社職員などに、質問を募る用紙200枚を7月末から配布し、今週末までに、「パニックになっている子どもへの対応について」などが書かれた質問用紙40枚が届いている。
 当日、限られた時間の中で質問が重複しないよう、または、多くの質問に答えられるよう、一旦取りまとめて資料を作成し、参加者へ配布することとした。出席が未定の看護師へは、前もって質問事項を郵送し、回答したものを合わせて資料にまとめる予定。
 また、8月23日(土)に、タペストリー作りとライブを開いた「できることをできるだけプロジェクト小樽実行委員会」と連携し、8月30日(土)・31日(日)に、望洋シャンツェオートキャンプ場で開かれる全国からバイク愛好家らが集う「VIVAキャンプミーティング小樽2014」で、被災地支援のための募金活動と同イベントでの質問も募集。タペストリーづくり活動(できることを実行委)のPRを兼ねて参加する。
 大橋会長は、「物資のニーズが減り、できることを探したいと、昨年10月に被災地を訪問し、直接、話をしたところ、震災を忘れないでほしい。復興とは程遠い現実があり、様々な問題が起こり、気持ちがバラバラになっているとの思いにも触れた。まだ、終わっていない現状を当事者に語ってもらおうと企画した。多くの皆さんに参加してもらいたい」と話している。
 東日本大震災「あの瞬間(とき)と今を語る会」9月13日(土)開場18:00・開会18:30
 かもめ亭(旧エンペラー・色内1) 会費500円(1ソフトドリンク付)・当日券あり
 チケット取扱所:籔半(稲穂2)・共立塗料株式会社(稲穂4)・めんや(稲穂2)
         叫児楼(稲穂2 )・Celan(ケラン・最上2) 問合せメール
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