7月に入り、第48回おたる潮まつりの開催が近づき、7月2日(水)13:00から15:00まで、運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、潮まつり踊り練習会が開かれた。
日本舞踊藤間流扇玉会・藤間扇玉会主と次女の藤間扇香樹さんが、ミス潮の田中寛子さんと本間美帆さんに指導。同まつりの重要なポイントとなる「潮ねりこみ」を盛り上げるため、熱のこもった指導が2時間続いた。
初稽古のミス潮は、昨年までは自前の浴衣で登場していたが、今年は、潮まつりの浴衣で髪を結い上げ、本番さながらに、気合いの入ったスタイルで登場。特別指導日のため非公開となった。
同まつりの重要なポイントとなる潮踊りは、「どんどこ・ざぶーん」でおなじみの「潮音頭」と「潮踊り唄」の2曲。小樽の街らしい山・海・波を表現した優雅な振り付けで、それぞれに意味を持つ。扇玉会主は、ひとつひとつの振り付けを手本を見せながら解説し、立ち方や目線、手先まで細かく指導。扇香樹さんとともに、熱心な指導が続き、何度も曲に合わせて踊り汗をかいた。
潮踊りは、まつり初日に、まつりの始まりを知らせるため街中を踊り歩く「潮ふれこみ」と、2日目の町内会や学校・企業など、約6,000人がチームで参加し、市内中心部からまつり会場(小樽港第3号ふ頭基部)まで練り歩く「潮ねりこみ」が行われ、小樽の街は、まつり一色となり大いに盛り上がる。踊りの列は、先頭は小樽潮太鼓で、ミス潮は、同実行委員長とともにねりこみの先導役を務めることとなる。
扇玉会主は、「今日は初日で、部分的な所作などを指導した。生まれた時から聞いている曲なので、振りの覚えが早かった。潮まつりの歴史を実感する」と話した。
田中さんは、「幼い頃に踊ったことがあり、嬉しい気持ちでワクワクしている。指導では手先まで気を配り、美しく見せるのは難しい。当日まで上手になるよう努力したい」と話し、本間さんは、「地元なので、毎年ねりこみを見ていたし、小さい頃に踊ったことがある。指先や足の動き方を、先生について習ったのは初めてで、想像したよりも汗も出て難しい。個人でも練習し、ミス潮の2人が力を合わせて、先頭で美しく踊れるように頑張りたい」と、ミス潮にかける意気込みを話した。
潮まつり踊り公開練習会
① 7月 7日(月)13:00~15:00 運河プラザ3番庫ギャラリー
② 7月14日(月)13:00~15:00 運河プラザ3番庫ギャラリー
③ 7月19日(土)19:00~20:00 都通り商店街ふれあい広場前
問合せ 0134-32-4111 内線266 実行委員会事務局(観光振興室)担当:阿部・布・米澤
◎潮まつり公式サイト