小樽市内の自動車整備士12名が、7月9日(水)13:30から15:00まで、市役所(花園2)本館裏の中庭で、公共施設等で使用している車いす56台の点検整備ボランティアを行った。
このボランティア事業は、一般社団法人札幌地方自動車整備振興会小樽支部(津吹光紀支部長)及び一般社団法人小樽自動車協会(津吹光紀会長)の会員・役員12名が参加し、平成22年度から実施され、今年で5回目。小樽市の福祉部や公共施設、小樽市社会福祉協議会などで使われている車いすを対象に行われた。
同支部伊吹支部長は、「車いすは、普段点検する機会があまりなく、同支部や協会ができることを行い、社会貢献のために始めた。それぞれの会員が協力して、普段使用している工具を持ち寄り、タイヤの空気やゆるみなどをチャックしている」と話した。
点検会場には、点検を待つ車いすがずらりと並び、作業服姿の整備士が、点検表の項目(タイヤの空気・タイヤの減り・傷・車輪のガタ・スポークのゆるみ・ブレーキの効き具合・キャスタやステップの具合)に基づき、1台ずつ細かく点検した。
点検が終わった車いすには、「点検しました」と書かれたシールを昨年のものと張り替えて完了し、設置場所に届けるため車に積み込まれた。
市民会館使用の1台と市民センター使用の2台の車いすの点検を依頼した、月居卓司館長は、「日々、点検はしているが、ゴムの状態などしっかりと点検してもらい大変助かります」と感謝していた。
◎関連記事