後志支部高等学校演劇合同公演が、8月1日(金)・2日(土)の2日間、小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催され、それに向けて猛練習の日々が続いている。
6月14日(土)9:00から17:00まで、小樽潮陵高校(潮見台2)記念館で、潮陵高校・桜陽高校・明峰高校・余市紅志高校の4校の演劇部とOB4人を含む約40人が練習に参加し、13:30から通し稽古が行われた。
合同公演は、2012(平成24)年に、潮陵高校と桜陽高校が参加する「ハーモニー」を、2013(平成25)年では、潮陵高校・桜陽高校・余市紅志高校が「約束の地」を上演し、今回で3回目となる。
脚本は、桜陽高校演劇部・菊地美千顧問が、苫小牧東高校演劇部顧問時代に書いたもので、平成18年に同校が上演した作品。シェイクスピア作「ヴェニスの商人」をモチーフに、大晦日の堺(大阪)を舞台に繰り広げられる”ナニワの商人(あきんど)”。上演時間は1時間半を予定。
ちょっとおかしな関西弁や着物姿の外国人、各所に歌とダンスを交えミージカル風で、進行を務めるツッコミ黒子とボケボケ赤子が笑いを巻き起こす。衣装・舞台装置もすべて手作りで、装置を具体的にし建物や背景の変化にも力を入れている。
見所は、2日間違う人が演じるWキャスト。組むコンビにより違う劇になり、できれば2日とも見てもらいたという。オーディションで役を決めた時に、主演だけをWキャストにしようと思ったところ、どんどん増えていったそうだ。演じる方は、プレッシャーとなるが、スキルアップにも繋がる。
11月に開かれる全道高等学校演劇発表大会が、小樽で開催されるため、従来の1校から3校出場枠となり、合同公演で演劇を盛り上げたいとしている。
演出のチーフを務める潮陵高校演劇部2年・岡本あかりさんは、「地域の方々に公演を見て、楽しく笑って、ほっこりしてもらいたい。マリンホールの大きな会場での公演は貴重な体験となり、高校生の演劇や活動を知ってもらえればと思う。演劇が好きな方はもちろん、興味がない方にも是非来ていただきたい」と話した。
桜陽高校演劇部OBで大学1年の長枝航輝君は、「男子が少ないということで、後輩の危機状態を見て、協力しようと思った」と話した。
今後、平日は各学校で練習し、土・日は9:00から17:00まで、潮陵高校や桜陽高校に集まって猛練習が行われる予定。
第3回後志支部高等学校演劇合同公演「ナニワの商人(あきんど)」
8月1日(金)19:00 8月2日(日)14:00
小樽市民センターマリンホール
前売り大人800円・学生500円・親子券1,000円・高校生3人券1,000円
当日券大人1,000円・学生700円・親子券1,200円・高校生3人券1,200円
問合せ:0134-22-0754潮陵高校演劇部顧問・佐々木、0134-23-0671桜陽高校演劇部顧問 菊地・千田。
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