小樽市では、雪が溶け観光シーズンに向けて、今季第1回目となる「ポイ捨て防止!街をきれいにし隊」の清掃活動を、4月19日(土)11:00から行った。
サンモール一番街・旧丸井今井アネックス館前に、市役所職員をはじめ、おたる緑のまちづくりの会、小樽観光ガイド倶楽部、犬のおまわりさんわんわんパトロール隊、小樽桜陽高校、市民ボラティアなどの17団体と小樽雪あかりの路実行委員会や当日の参加者を含め、約250名が集まった。
清掃活動開始を前に、中松義治市長は、「多くの人が参加し、素晴らしい天気に恵まれた。今年は、例年になく雪が多く、皆さんも大変苦労されたと思う。しかし4月に入り、雪解けも進み、例年通りとなった。雪が解けると、行楽シーズン・ゴルーデンウイークも近くなり、小樽に来る沢山の観光客にも気持ち良く観光してもらいたい。怪我に気をつけて、街を綺麗にする清掃に協力をお願いしたい」と挨拶した。
市生活環境部廃棄物対策課では、ゴミ袋と火バサミ、軍手を用意。きれいにし隊のオリジナルベストを着用した参加者は、6チームに分かれて、横は寿司屋通りから中央通り、縦は、国道5号線から臨港線までの範囲の中でゴミ拾いに精を出した。
ワンワンんパトロールでは6匹のパトロール犬が参加。旧手宮線を清掃していた小樽青年会議所では25名が参加し、雪あかりの路で使用したロウソクなどを拾い集めた。
昨年夏に同会議所へ入会した小泉直樹さんは「みんなで参加し、とても良いことだと思う。ロウソクなどを拾い集めた。綺麗な街だと観光客に思っていただければ嬉しい。今後、できる限り協力していきたい」と話した。
また、小樽桜陽高校では、参加者を募り、卒業生も参加した。8人で参加の1年生のひとり・吉川あゆりさんは、「ゴミが沢山あり、意外なものも落ちていた。普段は見ないで歩いているので、今日はゴミがよく見えた。今後も続けて参加したい」と話した。
11:45を終了時間とし、参加者は、ゴミ袋をいっぱいして、集合場所横に停めてあるトラックにゴミ袋を積み上げた。
マックスバリュー北海道とイオン北海道からレジ袋の収益金の寄贈があり、今年はエコバックを、参加者全員に配布した。
同清掃活動は、「北海道空き缶等の散乱の防止に関する条例」に基づき、2006(平成18)年6月に、市民ボランティアによる「ポイ捨て防止!街をきれいにし隊」を結成。今年で9年目となる。道と連携しながら、市内の団体や事業者、児童などと協働して啓発・清掃活動を続けている。10月までのほぼ毎月行われ、5月は中旬以降に、花園小学校の児童と一緒に、花園グリーンロード周辺を清掃する予定。
◎小樽市街をきれいにし隊
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