小樽市でのカジノ誘致への動きが本格化する中、4月7日(月)11:00から、市役所(花園2)本館2階記者室で、「カジノ誘致に反対する小樽市民の会(仮称)」設立へ向けての呼びかけ人代表ら7名が、記者会見を開いた。
昨年の第3回定例会で、市長がカジノ誘致を提案表明したことを受けて、10月末に、これに反対する市民が集まった。
その後半年間で7回ほどの会議を開き、カジノ誘致に反対するとともに、誘致の是正に関する全市民的な討論をすすめることを目的とする新たな市民運動として、「カジノ誘致に反対する小樽市民の会(仮称 )」を結成することとした。
呼びかけ人代表の1人、小樽商科大学の結城洋一郎名誉教授は、「市民全体の声を聞かぬまま誘致して良いのか、市の方針を変えてもらいたい。法案そのものがまとまっていなのにも関わらず、市が誘致を進めることには賛成できない。運河保存に参加してきたが、様々な今までの努力を壊すことになる」と強く反対を訴えた。
運河保存運動に参加し、ポートフェスティバル実行委員長を務めた経験を持つ、脱原発カフェ代表の渡邊眞一郎氏は、「小樽にカジノは合わない」と声を揃えた。
同会への加入者を募集し、5月11日(日)13:30から、小樽道新ホール(稲穂2・北海道新聞小樽支社)で、設立総会と記念講演会を予定している。その中で、会の正式名称を決定し、今後の活動内容を決める。記念講演では、北海道・札幌を中心とした北海道合同法律事務所に所属する弁護士の池田賢太氏を講師に迎える。