小樽商科大学(緑3)の2年生女子2名が、ダニーデン市(ニュージーランド)のオタゴ大学へ留学することになり、小樽市長への表敬訪問が1月24日(金)11:00から、市役所(花園2)本館2階市長応接室で行われた。
小樽商科大学商学部商学科2年生の山田藍翔さん(20)と同・八巻あかりさん(20)、同大学国際交流センター長・穴沢眞教授が出席し、中松義治小樽市長や小樽ニュージーランド協会・西條文雪会長、小樽観光協会・谷口美津江会長らが対応した。
ダニーデン市と小樽市は、1980(昭和55)年に姉妹都市提携を結び、商大100周年にダニーデン市から、市長やオタゴ大学副学長を招くなど、大学同士の結びつきも強い。
同大学では、20校との学生交換協定を締結しているが、オタゴ大学は、協定を締結した一番最初の大学で、平成24年で協定締結20周年を迎え、それを記念し、オタゴ大学派遣特別プログラムを新設した。今回、特別に派遣できるのは新しい展開になると、関係者は期待を寄せ、今後、この形のプログラムを続けたいとした。
オタゴ大学特別派遣プログラムは、観光学の基礎を学び、マーケティングのより発展的・実践的な手法を習得することを目標としている。ニュージーランドでは、観光マーケティングの幅広い研究をし、本場のマーケティングを学ぶことが可能。それを、日本へ持ち帰り、様々な形で地元に還元し、北海道に対しても貢献してもらい、また、両都市の親善に貢献することも目標のひとつとしている。
山田さんは「1期生なので、今日までの準備が大変で不安も大きい。プログラムは商大にはない観光学なのでワクワクしている。帰国後は貢献したい」と話し、八巻さんは「出発前に小樽について学び、ニュージーランドで知識を活かし、マーケティングについて色々吸収したい。ダニーデン市での生活で成長し、その姿を見せられたらと思う」と、それぞれに抱負を語った。
中松市長は「暑い季節のため体調を崩さないように、色々な方に会い勉強してもらいたい。小樽市とダニーデン市は、2015年には姉妹都市として35年を迎える」と激励した。
小樽観光協会谷口会長から、2人へ小樽市観光親善大使の委嘱状が贈られた。
2人は、2月10日に出発し、帰国予定は11月下旬を予定。帰国後は、小樽市や小樽ニュージーランド協会、小樽観光協会へ報告等が行われる。