風もなく穏やかな日となった1月7日(火)、市内の神社では「どんど焼き」が行われ、市民らが、正月の松飾りやしめ縄などを家から持ち寄り、各神社で積み上げて燃やされ、無病息災を祈った。「どんど焼き」は日本各地に伝わる正月の火祭り行事。
小樽総鎮守・住吉神社(住之江2)では、朝8:00から、第一鳥居脇公園内で行われ、神社の職員2名などが対応した。同神社周辺はどんど焼きに訪れた市民らでごったがえし、車の渋滞を引き起こしていた。
神社の御守や破魔矢、しめ飾りなど、神社に関するものを焼くことができる。環境保護のため、ビニール、プラスチック等の分別に協力するよう放送で促し、持ち物をチェックした。
同神社権禰宜(ごんねぎ)の木谷渉さん(41)は、「御札などを神様へお返しする行事で、1年間の感謝をし、煙を浴びて、無病息災を祈る。神様に上がったものは、神の力を頂くためにも、お供え餅などは工夫して頂いてもらいたい」と話した。
市内在住の女性は「毎年来ている。1年間の健康をお祈りした。御札を買いに来た」と話した。
境内には、賽銭箱が設置され、出店も軒を連ねた。次々と、真っ赤に燃える炎に手を合わせ、無病息災を祈願する人の姿が多く見られた。
また、社殿でお参りをしようと境内の階段を大勢の人が行き来し、社殿右側にある神輿蔵では、御守や御札を買い求める参拝客で賑わった。
同神社では「どんど焼き」が、8日(水)8:00から12:00までも行われる予定。