マジプロ2013の最終発表会 "本気"の活動報告


1214majiprolast1.jpg 小樽商科大学(緑3)では、商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト(通称マジプロ)の2013年度の最終発表会を、12月14日(土)10:45から、小樽商科大学まちなか教室 旧第四十七銀行小樽支店1階(色内1)で開いた。11課題・11チーム(履修者45名)が、活動内容を発表し、市民や協力機関、大学関係者等60名が出席した。
 最終発表会は、これまでの半年に渡り取り組んできたプロジェクトの成果を協力機関や市民に発表し、これからのマジプロの可能性を模索するために開催している。
 各チームは、10分以内という短い時間で、活動内容を報告し、開発したスイーツや考案した焼きそば入りの春巻きなどの試食も配られた。
 小樽・後志の地産地消推進チームでは、小樽の第2次産業と後志の第1次産業を繋ぎ、それぞれのブランド価値を、後志の食材を使用した魚介・根菜入りのクリーム仕立てのスープ「しりべしコトリアード」を広め、さらに高めることを目的とした。
1214majiprolast3.jpg 市内で開かれたワインカーニバルやしりべしフードフェスなどのイベントに参加し、しりべしコトリアードを販売。作成したチラシで宣伝し、アンケート調査を行った。認知度が低いことが分かり、市内でコトリアードを提供している店で特徴を取材し、Facebookで宣伝した。認知度を高めることができ、宣伝用のチラシを完成させ、市内各所に配置し、さらなる広報活動に繋げると報告した。
 ソーシャルメディア活用チームでは、自作Facebookアプリによる小樽の活性化を図った。全国に広がる商大生OBのネットワークで、どこにいても小樽との繋がりを感じることのできる仕組みや商大生限定のアプリを作成した。どの地域に商大OBがいるかを表し、卒業生が集まりたい時や、なつかしい同窓生の名前を見つけることもできる。
 小樽に関する記事を掲載し、懐かしさや感慨深い気持ちを起こさせ、母校に対する愛着を湧かせ、商大生と小樽が強固になるとしている。ほどんどがネットワークがなく、未来の商大生(後輩)のために、9割の人が力になりたいとの結果を得た。緑丘会へ説明し、実用生のある機能が必要だと感じた。本プロジェクトは、卒業式まで活動が継続して行われる。
1214majiprolast2.jpg また、8日(日)に職業体験の「花銀子ども商店街」を開催した花銀広報戦略チームでは、他にミニコミ誌を発行するなど、花園銀座街へ来客数を増やすことを目的とした。子ども商店街では、子ども55人、親子では110人以上が参加した。子ども達が売り子となった商店で買い物できる100円券5枚綴りの金券は、135枚販売した。成果として、花銀の周知や新規顧客の獲得、花銀のイメージの向上に繋がり、参加した子ども達の90%は企画に満足した結果を得ることができた。
 同大商学部社会情報学科・大津晶准教授は、「意見や助言を活かし、6期目(正規開講5年目)となった。仕組みや課題が見つかり、意見を聞き改善したい。地域活性化を目標とし、学生のプロジェクトをきっかけに、事業がこれを受けて、継続してもらいたい。そうした時に、このプロジェクトが成功だと思う。学生が現場で経験し、成果をデータ化し、意識すること。多くの学生に学業や研究に活かしもらいたい」と話した。
 マジプロFacebook
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