モダンなアートクラフト150点! CoCo Beans 作品展


cocobeans1.jpg 第7回CoCo Beans クラフト教室作品展が、11月28日(木)10:00から、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで始まった。
 主催するYukiさんが教える小樽近郊(札幌、厚別など)の生徒14名とYukiさんの150点の力作が会場を彩る。各教室のカリキュラムでの作品を会場半分に、残り半分のスペースには、「トロピカル」をテーマにした南国ムード漂う作品を楽しむことができる。
 Yukiさんは、東京都出身で小樽在住21年目。札幌で技術を学び、メタルエンボッシングアートやグラスアート・カリグラフィー・シルエットアート・タティグレースをアトリエ教室と道新文化センターで、10月28日からヴォーグ学園札幌校で、エンボッシングアート専科講座を開講するなど、現在、小樽や近郊(札幌、厚別・ニセコなど)の生徒25名に指導している。
 講師育成にも力を注ぎ、現在まで5名の講師を育て、一昨年には、自らもメタルエンボッシングアート作家としてデビュー。日本グラスアート協会認定のインストラクターとして新しい技法を開発し、積極的に取り組んでいる。
 昨年の作品展は、「クリスマス」をテーマにしていたが、今回は、Yukiさんの好みや生徒の意見を総合して「トロピカル」をテーマとした。
 専用道具のシャトルでレース糸を使い、基本の編み方を編んでいくタティグレース作品は、モチーフを沢山編み、ネクタイやあじさい、マリーゴールドを編み額に収めた作品。
cocobeans2.jpg メタルエンボッシングアートは、鉛を錫でコーティングした金属を使い、技法を施した作品。最近では、カラーアルミを素材に使った作品も多い。古いタンスや空き箱などに貼り、リメイクし、見違える作品となる。会場では、Yukiさん作の古い卓上ドレッサーに同アートを施した「魔法の鏡」の作品や、鏡にアクセントを付けたり小物入れが宝石箱のように変身した作品が並び、来場者の目を引き付けた。
 グラスアートは、ステンドグラスの様な仕上がりで、リード線を使い、透明の台紙の両面に貼り付けるが、表に貼らず裏側に貼り、表面に奥行きを出したり、壁から浮かしフイルムの透明感を出すよう展示にも工夫している。ハイビスカスを散りばめ、フラガールが踊る作品や、中央にパイナップル、モンステラの葉など、トロピカルな配色に気を使い仕上げている。
 アルファベットや絵文字を専用のペンで書く西洋書道カリグラフィー作品では、自分の結婚式のウエルカムボードを作りたくて学びんだ生徒作品も展示。

 Yukiさんは「いろいろなジャンルの新しいアートクラフトを、生徒さんそれぞれの持ち味を活かし、同じ図案でも違う作品となるよう独自の色使いなど楽しみながら制作している。一度体験してもらうと楽しさが分ると思う。古いものを新しいアートでリメイクした作品も展示。この機会に是非、ご覧いただきたい」と話した。
 第7回CoCo Beans クラフト教室作品展
 11月28日(木)〜12月1日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1-9-5)1階多目的ギャラリー
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