小樽市消防本部では、平成25年度「119番の日」記念行事として、11月9日(土)14:00~16:00に、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ハイタッチコートで、119番通報訓練などの体験会を開催した。
1987(昭和62)年に、自治体消防制度40周年を記念をし、119番のダイヤルナンバーにちなみ、11月9日を「119番の日」と制定し、今年で26回目を迎えた。
恒例の体験会では、小樽市消防本部警防課9名の職員が対応にあたった。正しい119番通報要領について説明し、その後、119番模擬通報装置による119番通報訓練やダミーを使用して、AED(自動体外式細動器)の救急救命講習会が行われた。また、買物客へ、救急通報要領や住宅用火災報知機の設置を促す用紙を織り込んだティッシュ300個を配布しPRした。
小樽市の昨年1年間の119番通報件数は、1万308件で、1日平均30件で日中に多い。このうち9割は救急通報。火事の問合せや、間違い・いたずら・不要な通報が2.5割を占める。
119番通報では、係りの質問に「あわてず」「ゆっくり」と答えることが大切。救急か火事かを伝え、救急車が来てほしい住所、具合の悪い人の症状と年齢、通報者の名前と電話番号を伝える。IP電話からの通報では、発信先を確認できる場合もある。
一方、救急救命講習会では、ダミーを使用し、心肺蘇生法やAEDの使用方法を実践。職員の説明や手本を見ながら体験した。その様子を、通行人らは立ち止まり関心を寄せていた。
同警防課・臼井映仁通信指令第3係長は、「この機会に、119番の正しい通報を学び、不要と思われる火事の問合せなどを無くすためにも正しい使い方で、スムーズに通報できればと思う」と話した。
なお、災害情報の問合せ先は、オタモイ26局の電話番号使用”0134-26-2900″、朝里52・54局の電話番号使用”0134-52-2900、それ以外の電話番号使用では”0134-33-4400″で、火事などの情報案内を聞くことができる。
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