11月8日(金)、小樽のシンボル天狗山(最上2・標高532.4m)が、2013年の初冠雪を記録した。北海道地方は、昨日からの低気圧の影響で、大荒れの天候となった。
札幌管区気象台は、7日、暴風と高波及び雷に関する北海道地方気象情報を、相次いで発表。「日本海にある低気圧が、7日夜から8日にかけて北海道付近を通過しながら、急速に発達する見込みです。また、上空約5,500メートルには、12月中旬並みの寒気が入り大気の状態が非常に不安定となる見込みです」とした。
小樽も7日夜から雨風が次第に強まり、8日朝にかけ、急激に気温が低下した。8日深夜00:28に10.1℃だった気温は、朝方にかけ急激に低下、11:02には最低気温2.8℃を記録した。11月8日小樽の気温
この急激な気温低下を受け、8日朝方にかけ、標高532.4mの天狗山は雪模様となり、今シーズンの初冠雪を記録した。紅葉が散り始めていた晩秋の天狗山は、頂上からゲレンデにかけて、一夜で白い雪を纏った冬化粧姿に変身した。
天狗山の初冠雪は、通年では11月2日~12日頃が多く、今年は通年並みとなった。2012年は11月18日が初冠雪で、それよりは10日早い。
天狗山ロープウェイでは、「今シーズンの初冠雪となっています。頂上からゲレンデの中間位までは、雪があり、麓までは来ていません」、山頂では、職員が出て、冬の準備に追われているとのことだった。天狗山ライブカメラ
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