第5回おたるスポーツフェスティバルが、10月27日(日)9:30から、小樽市総合体育館(花園5)で開催され、市内33の団体が参加した。
悪天候にも関わらず、多くの市民が会場を訪れ、同館アリーナ会場での演技発表を鑑賞し、バスケットボールやスポーツ吹矢などのスポーツを体験した。
今回から、おたる水族館のキャラクター「ペン太君」も登場し、愛くるしい姿でフェスティバルに花を添えていた。また、北照高校野球部員が、小中学生を対象に「野球ふれあいコーナー」を開催し賑わっていた。
主催するNPO法人小樽体育協会(外園光一会長)は、現在、36団体が加盟。同フェスティバルでは、「市民ひとりひとりが、年齢や体力に応じた健康づくりや充実した人生を送ることができるよう、生涯スポーツの振興をめざす」ことを目的としている。
アリーナ会場では、ラジオ体操を行った後、小樽体操連盟による体操の練習と北海道を代表する選手達の「ゆか」の模範演技が披露され、迫力ある技の演技が会場を沸かせた。
次々と団体の実技発表が行われ、車椅子でダンスを踊るクリスタルハーモニーでは、4人の車椅子とパートナーが心を通わせダンスを披露。
日本3B体操協会小樽では、揃いのユニホームで黄色いボールを持ち、リズミカルな曲に合わせ、息があった演技を披露した。
ハーラウ フラ オ カ リーハウは、フラダンスを学ぶ団体で、アロハの曲に合わせ南国ムードたっぷりなコスチュームで登場し、優雅に踊り、大きな拍手を浴びていた。
各体育室では、スポーツ体験教室を開催。スタンプラリーも行われた。
日本スポーツ吹矢協会小樽運河支部(稲垣廣次会長)では、子どもから大人までが楽しめるスポーツを、今回は初心者向けに、吹いて的に当てる楽しみを体験して貰うために開催し、これを機会に多くの会員を募っていた。
また、小樽市スポーツ推進委員会では、フロアカーリング体験会を開催。研修を受けたスタッフが担当し、1チーム3~5人で対戦するゲームが行われ、子ども達や家族連れが参加し、床の上を勢い良く滑らせカーリングを楽しんだ。
同会笈川惠之介さんは、「体育館の床を使ったフロアー版のカーリングで、学校開放日など、人数を集めて行うこともある。子ども達の遊びも昔とは変わり、どんどんフロアカーリングが普及し、この機会に、子ども達に楽しんでもらいたい」と話した。
同館第4体育室では、北照野球部員が感謝の気持ちを込めて、小中学生を対象に「野球ふれあいコーナー」を開催。身体を慣らす基礎練習のあと、キャッチボールを行い、参加者は、同野球部員からアドバイスを受けていた。多くの野球少年が参加し、保護者や各少年野球チームの監督も様子を見守っていた。
平成6年に卒業した元野球部員だった父親は家族連れで参加し、「部員達が親切に指導し好感が持てる。部員と子ども達がふれあい、お互いに良いイベントだと思う。部員も子ども達も楽しそうで貴重な時間だと思う」と話し、参加した5歳の息子は、「楽しかった。将来野球の選手になりたい」と、笑顔で話した。
アリーナ会場の壁面では、各団体の活動を展示し紹介。入り口では、小樽市保健所による健康相談も開かれた。