市内在住の小学生を持つ保護者を対象に、高等学校合同進路説明会が、10月26日(土)13:15から、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれ、市内管内の高校の話が一同に聞けるとあって、親子や小学校教員等200名以上が参加した。
小樽潮陵・小樽桜陽・小樽商業・小樽工業・小樽水産・余市紅志・双葉・明峰・北照の公立6校と私立3校の学校担当者から、質疑応答を含め、1校20分以内でプレゼンテーションが行われた。
小樽市教育委員会では、小樽市内及び近郊の高校の特色ある教育活動や進路や就職状況についての説明を聞き、児童が自分の能力・適正や関心・意欲などにあったふさわしい進路を早い段階から知り、小樽や日本の将来を担う良い職業人となれるよう、今年初めて開催した。対象を、市内の小学校4〜6学年の児童の保護者や教職員等とした。
各学校の担当者は、ステージ上で、学校の特徴や科目について、学校祭・修学旅行・クラブ活動、また、就職や進学先についても説明した。
短時間で説明するにあたり、小樽商業高校では放送部が製作したビデオを流し、学校の様子を生徒目線で収録し紹介。また、同校の卒業生にインタビューをし、学校での勉強や生活が、現在の仕事にどう役立ったのかを語ったビデオも紹介した。担当者は「自分の将来を意識し、目標をもって勉強できる学校である」と強調した。
小樽工業、小樽水産と続き、それぞれの学校の特徴を説明し、現在の学校の雰囲気は、以前とは随分変化したことも伝えられた。水産では、3年間の勉強後、2年間学ぶ専攻科があり、国家資格を取得したい人などが学んでいる。
近郊からは余市紅志高校(余市町沢町6)も参加。4年前に余市・仁木・古平高校が合併した学校。全日制の総合学科で農業科と福祉科があり、管内では唯一の高校と説明した。参加者は、子ども達の進路に役立てようと、真剣に耳を傾けていた。
花園小学校5年生の保護者は、「中学2年生の子どもと一緒に聞いた。学校の様子が分りやすく大変良かった。昔のイメージしかないので校風も分り、環境や設備についても説明があった。もっと対象範囲を増やし、中学生やその保護者も参考になる説明会だと思う。大変よい試みだった」と満足していた。