小樽市民に親しまれ人気のある「あんかけ焼そば」の市内64店舗を網羅した「小樽あんかけ焼そば事典」が、小樽商科大学第13期江頭ゼミの学生らによって作成され、9月10日(火)から、小樽・札幌の書店やキオスクに並び始めた。
同事典は、小樽商大・江頭進教授が担当するゼミで学ぶ14人の学生の手によって作成された。A5版・106ページ、定価370円の小冊子。
小冊子と言えどもその内容は濃い。表紙に「あんかけ焼そば」をアップし、裏表紙には、作成に携わった14人の学生と江頭教授の似顔絵をイラストしたユニークな仕上がり。
「あんかけ焼そば」を求め、市内を走り回った学生たちによる、2013年度「完全調査」の64店舗が掲載されている。エリアマップから、コラム、あんかけ焼そば作り方、小樽あんかけ焼そばルーツ探し、事典限定クーポンまでが掲載されており、1ページに1店を紹介している。
江頭教授は、「この事典は、ゼミ活動の一環として行っているもので、学生が取材、執筆、DTP、広告依頼まですべて自分たちで行なったものです。私のゼミでは、経済学の古典を読むことと平行して、小樽の街をキャンパスと見立てて、その中で学生の成長を促すプログラムを毎年走らせています。単なるご当地グルメの紹介本でなく、2013年という一つの時代に小樽で確かに生きていた人たちの記憶を残す、そういう想いで編集されたものです」としている。
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