経済産業省の資源エネルギー庁が所有する資源探査船『資源』が、8月27日(火)に千葉県船橋港から小樽港に寄港しており、その独特の船体を浮かび現わしている。
経産省の公船である『資源』は、総トン数10,395 トン、全長86.2m、全幅39.6m、速力13.5ノット、定員65名。日本で唯一の高度な探査能力を持つ三次元物理探査船。
同船は、1998年にノルウェーのラングステン社で竣工。日中中間線上のガス田開発問題で、政府の対応が後手後手に回ったため、急きょ、2007年に日本政府が、ノルウェーの資源企業から230億円で購入、運用することになった。
小樽港町ふ頭に停泊している、青と黄のツートンカラーの船体に、高度な様々な機能を窺わせる大きな形状の機器が取り付けられている。後部甲板も他船には見られぬ独特な形をしており、興味をそそられる。
船体の外側に取り付けられている、パラベイン(凧の原理を応用した部品)が目立っている。
「資源」の運航を担っている独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の広報課は、「『資源』の小樽港停泊期間は、8月27日(火)から10日間程度の予定で、期間中に、乗組員の交替、給油、食料品等の積み込み等を行います。乗組員は65名(最大定員)です」としている。
◎JOGMEC〜独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
◎探査船「資源」(wikipedia)