小樽市少年少女使節団が、それぞれ、ロシア連邦・ナホトカ市と、大韓民国・ソウル特別市江西区へ訪問し、楽しい思い出を胸に帰国した。
8月12日(月)10:00からは、小樽市消防庁舎(花園2)6階講堂で、姉妹都市訪問合同帰国報告会が開かれ、予定通り帰国した同使節団は元気な顔で出席。訪問した国での様子や感想などが報告され、中松市長・上林教育長、迫総務部長らが出席した。
10日(土)に帰国したナホトカ市訪問小樽少年少女使節団は、引率2名と市内の女子中学生10名。ナホトカでプレゼントされた友好メダルを全員が首に提げて出席。団長の福田正弘松ヶ枝中学校長は、「天候が心配だったが、連日35℃を超える猛暑となり、エアコンもなく大変だった。スポーツ局の計らいで、施設や文化・芸術を観たり、海水浴、キャンプをして歌い踊り、沢山の体験をした。移動距離が長く、生徒達は疲れたと思う。バレーボール親善試合では、最初のチームは頭一つ以上の身長さがあり、1セットも取れなかった。2試合目は、3対1で勝つことができた。バレーボール専門の学校ではなく、練習期間も短いが勝つということは素晴らしいと褒められた。この経験を今後に活かしてもらいたい」と報告。
その後、団員が1人ずつ報告し、「綺麗な町で、積極的に声を掛けてもらった。英語を勉強して色々な国の人と話してみたい」「ロシアの通訳の人がとても面白かった。キャンプ場も楽しかった。このメンバーでまた行きたい」と楽しかった様子を語った。
11日(日)に帰国したソウル特別市江西区訪問小樽市少年少女使節団は、引率2名と市内の5・6年の小学生男女10名。団長の柴田眞公子張碓小学校校長は、「親交を深め楽しく有意義な時間を過ごすことができた。気温、湿度も日本と違い驚いた。広大な敷地に多数の施設があり、プラネタリウムを見学。ロッテワールドで乗り物やアトラクションを楽しみ、川遊び、ホームステイを楽しんだ。5日間であったが沢山の経験をし、友情を築き、それぞれが離れがたい思いで別れ、人の真心に触れ、一生忘れることのできない沢山の宝物ができた。
今回の訪問で、将来自分はこうしたいと目標を持つことができたのではないかと思う」と報告した。
団員からの報告では、「とても優しく話しかけてもらい楽しく過ごした。一緒に過ごした友達と別れることは寂しかった」と話し、思い出をランキングにして話す団員もいた。
中松市長は、「言葉が通じず、不安があったと思うが、コミュニケーションが取れ、沢山の友達ができて良かったと思う」と話し、団員へ、食べ物やバレーボールの試合について尋ねるなど、和やかに報告会が進められた。
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