40回の節目となる「小樽市シルバースポーツ大会」が、8月21日(水)9:30から、小樽市総合体育館(花園5)で開かれ、60歳以上の市民408人(男158人・女250人)が、30チームに分かれて個人・団体競技に参加し、心地良い汗を流した。
開会式では、大会長を務める中松小樽市長が挨拶。世界陸上の女子マラソンで銅メダルを獲得した福士加代子選手の笑顔について語り、「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、怪我のないように競技に取り組んでもらいたい。それぞれの種目に頑張ってください」と激励した。
市議会を代表して、横田久俊市議会議長は、シルバーの語源について話し、「和気藹々と頑張ってもらいたい」と応援した。
優勝旗返還後、花園花央会・小路邦夫さんが選手を代表して「私達選手一同は、第40回小樽市シルバースポーツ大会に参加し、怪我のないように競技をしたいと思います。ただ1日の若返りでなく、若者に戻って頑張る所存です」と元気に選手宣誓をした。
恒例の秋野恵美子保健所所長の講話があり、熱中症の予防や低血圧で倒れた人の対処法について話した。その後、全員でラジオ体操を行い、体をほぐし競技が開始された。
今回は、「○×クイズ」・「でかボール運び」・「ゲートボールリレー」など団体競技が5つ、「スプーン競争」・「運命の3色」・「幸運のいす」などの個人競技が4つ、老人クラブ対抗競技の「ジャンボ輪投げ」が1つ、計10種類の競技が用意された。参加者は、楽しみながら競技に参加し、同じクラブ会員を応援する声が飛び交った。
午後の競技「幸運のいす」に出場の最高齢97歳の布沢正明さんは、花園三代会の老人クラブ所属。以前は同会長を務め、現在は観光ガイドボランティアで活動をしている「毎日、運河周辺を4km歩き、健康に気をつけている。競技に出ると負けられないと思い、頑張り過ぎて転んでしまったら困る。若い時は走るのが速かった」と昔を懐かしんでいた。
花園三代会・銭谷安五郎会長は、「今回9名で参加し、親睦を深めながら、若い頃を思い出し、一生懸命に競技に参加している。年々、会員数が減少し、多い時では700人が参加していた。今回銭函から参加したい人がいたが、交通の便が悪く出られなかった。市で送迎バスを出すなどの要望に答えてほしかった」と話した。
昼休みをはさみ、午後からは個人競技2つと団体競技2つが行われ、最後は、紅白玉入れが行われた。今年は、3対2で赤組が優勝。昨年も赤組が優勝している。14:45頃閉会となり、各クラブの団結と親睦を深めながら、競技を楽しんでいた。
◎関連記事