真夏の北運河に響きわたる「北運河サウンドエナジーvol.2」が、昨年に続き、8月17日(土)・18日(日)の2日間、小樽運河の原形が残る北運河地域の運河公園(色内3)を会場に開かれている。
札幌、江別、苫小牧、小樽など36バンドが出演。14バンドが昨年に続き2回目、22バンドが初出演。19バンドは、7月に開催された「浅草橋オールディズナイト」にも出演している。
国指定の重要文化財旧日本郵船小樽支店と噴水をバックにステージを設置し、各バンドが熱演した。雨が降ったり止んだりであいにくの空模様となり、15:00には最高気温29℃。蒸し暑い日となった。それでも、傘をさした観客が会場に集まり、生演奏を楽しんだ。主催は浅草橋オールディーズナイト実行委員会。
昨年に続き2回目の出場「D・M・H」は、30代前後の男性1人と女性2人のユニットで、ロックを中心にオリジナルカバーやオールディーズなど札幌を拠点に活動している。今回は、ピンクレディの「渚のシンドバット」や山口百恵の「ひと夏の経験」など懐かしい曲を演奏した。「雨も止み、演奏中には、踊る方もいて良かった。以前は、浅草橋でも参加している。今後も喜んで出演したい」と笑顔で話した。
また、「クラフトフェスタin小樽」を同時に開催。フェルトマスコットや革製品、七宝焼アクセサリーなど20店舗が運河公園の噴水を囲むように出店。今年から参加した「手作り工房楓(千歳)」では、夏らしい風鈴や手作りの金魚、カエルを展示販売。尾引保彦代表は「色々なイベントに合わせて参加し、盛り上げたい。今後も参加したい」と話した。
カラフルなプロレスのマスクを店頭に並べる「OSANPOS工房(熊谷大介代表・札幌)」では、ルチャマスク・ルチャポーチなどを販売。ルチャとはスペイン語でプロレスを意味する。個性溢れるユニークなマスクに注目が集まる。
休憩棟には、小樽骨髄バンク推進会、おたるエコの会、北海道千年の森プロジェクト、YaReRuKoTo実行委員会が、活動内容を紹介したコーナーを設置。おたるエコの会では、種から茎・花・葉すべてを、紙や炭、ふりかけ・お茶などの食品にも利用できる、1年草マルチ植物「ケナフ」の利用について紹介。
会場では、次々と生バンド演奏が響き、男の屋台、亀山商店、遠藤商店による焼ソバや串焼き、お好み焼やビールやワインなどを味わいながら、夏を楽しんでいた。
18日(日)は、11:30から19バンドが出演を予定している。
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