独立行政法人航海訓練所の帆船「日本丸」が、8月15日(木)9:40頃、小樽港第3号埠頭14番バースに接岸した。
12日(月)から、小樽港の港外に停泊し、4本マストの優美な姿を見せていた。15日(木)になり、昨年に続き小樽に入港した。
優美な帆船は、市民や観光客に人気が高く、朝から多くの見学者が港を訪れていた。寄港中は、一般市民への岸壁での公開を行う。ゲート開放時間は、15日~19日は9:00〜19:00、20日は9:00から出港時まで開放し、船体の近くで見学できるようにしている。
昨年は、小樽市制施行90周年記念事業の一環として同港へ入港。今回の寄港は、実習生のカリキュラムなどの都合により、一般公開やセイルドリルなどは行なわれない。20日16:00の出港時には、昨年同様、実習生がマストに登り挨拶する”登檣礼”(とうしょうれい)を行う予定となっている。その後、洋上訓練を行い、26日に函館港へ入港する予定。
同船は、7月3日東京港を出港し、9月8日に帰港を予定している。
帆船「日本丸」の概要
所属:独立行政法人航海訓練所
全長:110.09m、総トン数:2,570t、竣工年月日:1984年9月16日
船型:全通船楼甲板型、帆装型式:4本マスト・バーク型
全幅:13.80m、深さ:10.72m(船楼甲板)
速力:<帆走>6.0ノット(平均)、19.4ノット(過去最大)
<機走>12.0ノット(平均)、14.3ノット(試運転最大)
航続距離:約9,800海里(約18,000km)
乗組員数:59名・清水海上技術短期大学校専修科105名(女子8名)で、この内道内出身の実習生は7名。
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