潮まつりの開幕とともに「第5回小樽がらす市」が、7月26日(金)から28日(日)の3日間、旧手宮線中央通り側会場と美術館前広場を会場に始まった。
昨年と同数のガラス企業37社が、ずらりと軒を連ね、訪れた人々を楽しませている。遠くは3年ぶり3回目の出店の株式会社長崎クラフト(長崎市)や、大阪、東京、札幌、小樽などのガラス工房が自慢のアクセサリーやグラス、風鈴、器などの個性溢れるガラス製品を展示販売している。
小樽がらす市実行委員会の浅原健蔵実行委員長は、「今年は、『小樽がらす市』ののぼりを50本作り、小樽駅から道しるべとなるように会場まで設置。お客さんが迷わないように工夫した。お陰で、従来より多くの方が来場している。是非、ガラスと祭りを一緒に楽しんでもらいたい」と話した。
美術館前広場ではテントを設置し、3,000円以上の買物でできる抽選会と小学生、中学生、一般の部に分け「クラスデザインコンテスト」を開催。最優秀賞をはじめ受賞者作品を展示した。個性ある作品がずらりと並び、来場者からの注目が集まっていた。
旧色内駅前には、恒例の「風鈴通り」が今年も登場し、100個の風鈴が夏風に揺れ、涼しげな音が会場に響き渡り、写真スポットとなっていた。
今年初めて、トンネルの入り口に、Kim Glass Design(祝津3)の木村直樹代表取締役が制作した直径23cmほどの大きな風鈴が2個吊るされ、訪れた人々が順番待ちで写真に収めていた。木村氏は、「普通の風鈴と同じ手法で作った。当初20cmくらいのものを頼まれたが、気合が入り大きくなった。鳴るかどうか不安だったが、工夫して鳴るようにした。皆さんに楽しんでもらえて、大変喜ばしい思いでいる」と話した。同店舗では、水槽や金魚鉢に入れて楽しむことができるガラス玉すくいを1回500円で提供。
また、東京都墨田区から出店の岩澤硝子株式会社では、初回から参加し5回目となる。江戸前ネジ式醤油注や蚊取り線香スタンド、携帯スタンドなどのガラス製品を販売している。
初出店のil Ponteーポンテー(色内2)では、皮工芸を中心に販売しているが、今年から硝子製品を制作販売し参加した。顔がついたグラスや、ペンダント、マドラー、風鈴が店頭に並ぶ。永田琢也硝子工房チーフは、「今年初めてなので、手探り状態で参加。人が沢山来てくれて良かった」と話した。
ガラス小物の制作体験は、店舗と併設し、ジェルキャンドル、万華鏡、ガラスのマグネット、ビーズアクセサリー、ガラス絵、サンキャッチャーが会場で有料で体験できる。
27日(土)・28日(日)は、移動窯での吹きガラス体験とデモンストレーションを実施し、音楽ライブ「きらめき音楽会♪」を開催する予定となっている。
◎第5回小樽がらす市HP
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