第47回おたる潮まつりを3日後に控えた7月23日(火)、運河プラザ(色内2)前広場で、「おたる潮太鼓保存会」(木村文彦会長)の若潮隊による総合練習が、16:00から行なわれた。バチを構えた可愛い姿に、見物客から拍手が沸き起こっていた。
潮ねりこみや中央ステージで祭りに華を添える「おたる潮太鼓」は、本番近くなり、練習にも熱が入る中、5歳から12歳までの68名の若潮隊が、揃いの半纏を着て登場し、練習の成果を披露した。
打演に先立ち、木村会長から「今日は間違えても良いが、大きな声を出して練習してください」と激励した。
指導歴35年の仙福昭雄隊長は、笛を吹きながら子ども達を回り打演を指導。「美術館の地下で5日間練習した。新人が11名で、6年生が11名。6年生が小さい子の指導にあたっている。今の時点では80%の完成」と話した。
今年は40年ぶりに半纏を新調し、模様を親潮隊と同じものにした。男の子はねじり鉢巻、女の子は髪を結って飾りを付け、白い短パンに雪駄を履き、本番と同じ衣装を披露。紅白のバチを持ち、5・6年生は和太鼓、4年生以下は樽太鼓で、元気良く「それ!」の掛け声とともに叩き始めた。曲のリズムに合わせ、1番から3番まで3分ほどの打演を数回披露。本番では、何度も繰り返し演奏する。
同会は、昭和42年に、第1回おたる潮まつりの開催を機に結成。日本海の荒波に小樽っ子の心意気を叩き上げたものが「おたる潮太鼓」だ。18歳以上を親潮隊、中学・高校生をハマナス隊、今回練習した若潮隊は3歳から12歳で構成している。
入会7年目の潮見台小6年生の桜井翔(かける)君は、「新しい半纏はかっこいいと思う。今日はみんなあまり声が出ていないので、本番ではもっと声を出して頑張りたい」と意気込みを語った。
7月24日(水)も同じ会場で16:00から17:00まで、若潮隊総合練習が行なわれる予定。雨天は中止となる。
◎おたる潮太鼓保存会HP