ボート体験をはじめ、海に関する様々なイベント「マリンフェスタIN小樽」が、7月14日(日)小樽築港臨海公園など4つの会場で開かれた。
朝から晴天に見舞われた3連休中日とあって、多くの家族連れが、市内や札幌圏内から訪れ、ボート体験などを楽しんだ。
小樽築港臨海公園の第1会場では、カヌー、ボート、ヨットなどの操舵体験に家族連れが長蛇の列を作った。小樽築港ベイエリア委員会が主催し、小樽海洋少年団、水産高校、若手の町づくり団体など40名が協力。子ども達を乗船させる手助けをし、カヌーに跨り指導するスタッフや、国体チームの指導員が、風のみを動力とするセーリングヨットのディンギーに子ども達を乗せ指導にあたった。
同委員会担当者は、「小樽は近くに海があるが、港には近づけない。危険だと教えられている中、親水エリアとして指定されている臨海公園を開放し利用している。海に親しめる機会を多く増やしてもらいたい。スタッフ不足なのでボランティアを募集している」と話した。
札幌手稲区から来場の小学3年生と5歳の兄弟と両親は、「昨年、このイベントを知り、今回初めて乗船体験をした。少しの時間だったけど楽しかった。今後も訪れたい」と満足した様子だった。
浦臼町を拠点とするマリスクラブ北海道は、スーパーキッズボート体験会を開催。同ボートのインストラクター12名を含むスタッフ25名が対応に追われていた。
スーパーキッズボートを5隻用意し、1周2~3分のコースをインストラクターと一緒に乗船し、ハンドルを握り操舵体験できる。心地良いスピード感があり、海からの景色を楽しみながら笑顔で体験していた。昨年は、614名が乗船体験を行い、今年は、年々体験者が増えているため、30分早く開催。9:30から15:00まで700人を見込んでいる。
第2会場の小樽港マリーナでは、クルーザーボート・ヨット体験クルーズやフリーマーケット、停泊中のクルーザーボートをバックにライブコンサートを開催。屋台で飲食を楽しみながら音楽に耳を傾けていた。
第3会場のウイングベイ小樽5番街4階「オタルボウル」やJR小樽築港駅、第4会場の新日本海フェリーターミナルでは、フェリー「ゆうかり」の船内一般公開や小樽港みなとパネル展など、様々なイベントが開催されていた。