小樽桜陽高校演劇部では、8月3日(土)の小樽潮陵高校と余市紅志高校の3校の演劇部合同公演「約束の地」に先駆け、7月15日(月・祝)10:30と11:30に、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開催中の「かなた展」の会場で、映像クリエイター328さんの出展作品「SHI-ZEN」の映像が流れる中、同校演劇部員がPRを行なった。前日の14日(日)には、同会場で潮陵高校演劇部4名がPRしている。
合同公演は、昨年、「ハーモニー」を潮陵高校と7月に上演し好評だったことから、多くの後押しがあり、余市紅志高校が新たに加わって、2回目の合同公演となった。
同校演劇部・菊地美千顧問が、昨年、偶然に328さんの映像と出会い、小樽の風景の映像と演劇とのコラボできたらとの想いがきっかけとなり、今回の合同公演で実現する前に、328さんのはからいで、開催中のかなた展会場で10分程のPRを行うこととなった。
「約束の地」は、菊地顧問脚本で、約80分のSFラブストーリー。キャストは約40名。地表に住むことができなくなり地下で生きる人たちの話。「当たり前の風景を暮しを大切にしたいと強く感じる作品。地元のアーティストとのコラボ作品を是非見に来ていただきたい。また、同校千田顧問の工夫を凝らしたセットにも注目していただきたい」と話す。
黒い服装で登場した同校演劇部員14名が、映像の前へ並び、工藤楓部長から、「皆さんは、小樽は好きですか?小樽は海、山、川など自然に恵まれた美しい観光の町。歴史と伝統があり、自然に恵まれた小樽を愛している私達の心と体の平穏を保てるのは、この自然に恵まれた環境があるから。舞台『約束の地』は、ふるさとがなくなり、地下で暮らすことになった人間の物語」とPR。全員で「約束の地」とつぶやきながらパフォーマンスを披露した。
同部長は、「昨年の合同公演と違い、衣装や会場をすべて手作りにしている。スタッフ作業の大変さが改めてこの公演で分かった。”ふるさと”をキーワードにこの公演を見て、小樽を愛おしく大切に感じてもらいたい」と話した。
同校演劇部では公演前のPRは初めての試みで、328さんも高校生の演劇とのコラボは初めてで、両者が共に期待を寄せている。
引き続き、都通り商店街へ移動し、人通りの中でPRを行ない、観客から拍手が沸いた。その後、案内のチラシを市民へ配布していた。
後志支部高等学校演劇部合同公演「約束の地」8月3日(土)13:00と18:30
前売券一般800円・高校生以下500円、当日一般1,000円・高校生以下700円
市民センターマリンホール(色内2-13-5)
問合せ 0134-22-0754 潮陵高校演劇部・佐々木顧問
0134-23-0671 桜陽高校演劇部・菊地、千田顧問