クルーズ船誘致さらに! 小樽市長定例記者会見


 中松義治小樽市長は、6月27日(木)11:00から市長応接室で、定例記者会見を開いた。
 小樽市からは特に会見項目はなかったが、6月19日に入港した小樽港では過去最大級の豪華客船サン・プリンセスについて、市長は「乗客1,900人を乗せ、外国人乗客はその内300人と聞いている。来月も同船の入港を予定している。来年は、同船が小樽を母港とする定点クルーズを12回行なう予定。世界的にもクルーズ船での旅行がブームになっている。小樽港にもクルーズ船が沢山入港し、観光面や経済面にプラスに働くと思う。今後活発になり、誘致を含めて努力したい」と入港の感想を述べた。
0627mayer.jpg 「サン・プリンセス乗客からの意見で、出迎えの規模が小さく、下船後、運河までの案内が悪いとの不満を聞いた。3号埠頭への入港が望ましいのでは?」の質問には、「できれば、3号埠頭の入港が望ましい。サン・プリンセスは長さが261.31mあり、船頭をかなり山側に停泊させなくてはならないため、3号埠頭の整備を進めていきたい。JRを利用し小樽駅に降りた時、真正面にクルーズ船が停泊しているのが見えるのと見えないとでは随分違う。来年のダイヤモンド・プリンセスなどは、勝納埠頭に停泊。その後、4年後には3号埠頭へ停泊できるようにしたい」と答えた。
 6月29日(土)に開催される「小樽kawaiiティーパーティ(ロリィタ)」についての質問では、「観光事業の一つとして提案があった時、これからの新しい観光資源の一つだと思い、実現することになる。雑誌などにも取り上げられ、参加者の募集80名がすぐに定員となった。当初認識していた以上に、大きな人気や関心があると思う。観光庁の事業で「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」に応募したところ、全国から613件の内、78地域が採用。札幌と小樽の協同で、この事業が採用された。来年度以降も状況を見ながら続けていきたい。ロリィタからスイーツやファッションを通じて小樽に集まってもらえればと思う。10月には東京から30名がモニターツアーに来るなど、経済効果に期待している」と答えた。
 また、職員給与の削減については、「6月19日に、組合へ1%の削減をお願いしているが、了解を得ていない。地方公務員の給与を国からの要請で決めるものではないと思う。組合が納得できないものを、第2回定例会で条例改正案での提案は難しい。7月からは出来ない。今後とも話し合いを続けたい。平成16年から独自削減し、職員には厳しい状況で協力してもらっている。今後見極めていきたい」と回答した。
 第2回定例会から一問一答制が導入されたことについては、「傍聴者も議員も聞いている人には分かりやすいと思う。新たな取組みとして良いと思う。回答しやすかった。議会の活性化と市民に理解してもらうために、議会の改革に取組んでいる。市民がより分かりやすい議会運営が大事だと思う」と述べた。