ツツジが咲乱れ、藤の花が見頃に!小樽公園


 市内中心部に位置する小樽公園(花園2・面積23.5ha)では、藤の花が満開となり、まさに見頃を迎え、訪れた市民の目を楽しませている。

 6月13日(木)、青空が広がる中、園内の藤の木は、鉄のパイプや木で支えた棚から、満開の紫色の花が規則正しく垂れ下がり、蜂が何匹も蜜を求めに来ていた。通りかかった市民らは、「綺麗だね」「いい香りがする」と藤の花を観賞していた。
 園内には、石川啄木や戸塚新太郎の歌碑、少女の像、日本庭園がある。栗、ナラなどの天然林などが新緑の季節となり、森林浴が楽しめる。「ほおの木」も白い花をつけている。
 小樽市の花と木に指定されているツツジは、以前開催されていたツツジ祭り頃には、約7,000本あったが、現在では、2,900本と減少。園内ところどころに赤やピンクなどの色とりどりの花を咲かせ、中には背丈を越える大きな木もある。枯れ始めている花もあるが、地面に落ちた真っ赤な花びらにも風情がある。見晴台からは、眼下のツツジや緑輝く木々や市街地が見え、遠くには石狩湾が望める。

 公園を管理している建設部公園緑地課担当者は、「今年は、桜の開花も遅れていたため、藤の花も例年では終わる時期で、開花が遅れていた」と話した。