第5回小樽がらす市 ガラス企業約40社集結


 2009年に始まった小樽がらす市は、今年で5回目となり、おたる潮まつりと同じ日程で、7月26日(金)から28日(日)までの11:00〜21:00(初日は13:00から)、旧手宮線の中央通り側会場と美術館前会場で、過去最多のガラス企業約40社が集結し、青空ガラス制作体験や各種ガラス製品の展示、販売などが行なわれる。
 昨年は、37店舗が出店し、過去最多の3万2,000人が会場に訪れていた。
 美術館前の旧手宮線には、風に揺れる風鈴の涼しげな音が響きわたる「風鈴トンネル」に、過去の潮風鈴など50個以上が吊るされ、訪れた人々を癒す。美術館前の色内広場では、「青空硝子工房」移動窯を置き、吹きガラスによるガラス制作体験とガラス職人によるデモンストレーションを実施。多くの人に製作する現場を見せ、体験してもらおうと始めた移動窯は世界的にも珍しく、毎年注目を集めている。27日と28日の2日間の体験で、1日10名を2回に分けて実施。体験は有料。
otaruglassichi07.jpg ガラス小物の制作体験では、ビーズアクセサリー、ガラス絵、万華鏡、サンキャッチャー、ガラスのマグネット、ジェルキャンドルの6つの体験ブースを設置し、これらも体験は有料。
 また、豪華製品が当たる抽選会を開催。会場で買い物ごとに補助券を発行し、3,000円以上の買い物で抽選。
 文学館前会場で音楽ライブを開催。アマチュアミュージシャンによるアコースティックライブが開かれる。
 会場には市内ガラス工房の情報マップをパネルにして展示。市内ではガラス工房が23店舗あり、小物作りやショップを含めると約200店舗以上あり、全国的に小樽はガラス工房の多い街として知られている。
 市民にガラス産業への興味を持ってもらおうと始めた「グラスデザインコンテスト」を事務局ブースで開催。小学4年生から6年生までを対象とした小学生の部、中学生の部、高校生以上から一般を対象とした3部門で募集したところ、小学生の部20校・255件、中学生の部6校・74件、一般の部15件、合計344件の応募があった。その中から最優秀賞、優秀賞、入選作品を造型し展示。佳作はデザイン画を展示し、表彰式も会場で開催する。
 小樽がらす市実行委員会の浅原健蔵実行委員長は、「小樽の盛んなガラス産業を市民にもっと知ってもらいたい。ガラスコンテストの子ども達の作品には、発想力の豊かさがある。年々参加する店舗が増え、楽しく参加し充実感がある。今後が楽しみであり嬉しく思う」と話した。
 第5回小樽がらす市[グラスデザインコンテスト]結果発表
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