アンアンホース号の車掌・機関士体験 発車オーライ!

 5月5日(日・祝)のこどもの日、小樽市総合博物物館(手宮1・青木良英館長)では、蒸気機関車アイアンホース号の車掌と機関士の体験会を、11:30・13:30・14:30・15:30の4回開いた。
 あいにくの肌寒い天候にも関わらず、多くの家族連れが訪れ、子どもの日を楽しんだ。
0505Ironhorse.jpg 11:30出発の便は、30分前から同館中央駅前で受付を開始。機関士6名と車掌4名の希望者の申込みがあり、10分前の抽選で、機関士に新ひだか町立高静小学校の谷岡聖(のえる・7歳)さんと、車掌には市内在住の大湯蕾毅(らいき・5歳)君に決まった。子ども用の機関士服と車掌服に着替えた2人は、それぞれ緊張した面持ちでしっかりと説明を聞き、体験に挑んた。
 ぞくぞくと乗客が乗り込む中、機関室の助手席に乗車した聖さんは、出発の青信号確認や鐘を鳴らす体験をし、小さな車掌さんの蕾毅君は、ホームに立ち客車を見て確認「発車!」の合図を送り、約200人の乗客を乗せて発車した。
 手宮ホームでは、連結の誘導や転車台の確認を体験した。構内往復400mのコースを20分間にわたり、車掌や機関士の貴重な体験をし、こどもの日の良い思い出を作った。
 車掌体験の蕾毅君は、「前に乗れて楽しかった」と体験が終わりほっとした様子。また、機関士体験の聖さんは「初めての体験で楽しかった。機関室は凄かった。」と話し、一緒に来ていた父親は、「体験できて良かった。思い出になった」と笑顔で話した。

 GW期間中は、1日1,000人以上がアイアンホース号に乗車し、手宮ホームでは、小樽築港機関区で活躍していた転車台による機関車の方向転換が、多くの見物客を楽しませていた。
 なお、アイアンホース号は、5月8日(水)・13日(月)、20日(月)は整備点検日のため運休予定となっている。