おたるストックウォーキングの会(鴈原康夫会長)では、桜咲く季節に恒例の「観桜ストックウォーキング」を、5月14日(火)10:00に、小樽総合博物館手宮入口前に集合して行なった。
小樽市手宮公園内の緑化植物園までの2kmを、レベルに合わせ2班に分け、30〜40分かけて、周りの景色を眺めながらストックウォーキングを楽しんだ。同会員59名が参加し、その内、ストックウォーキングの専門知識を習得した公認指導員とサポーター13名が準備運動や指導にあたった。同会の企画運営委員長の多田光義さんは、あらかじめ会場を偵察したり、手宮公園の開花時期を見計らい企画。今日の時点では、桜の開花は3~4分咲きだったが、所々に咲いた桜やコブシを楽しみ、季節の移り変わりを実感した。
集合場所から旧日本郵船前の運河公園へ移動し、ウォーミングアップの入念なストレッチを行い、早歩き班とゆっくり班に分かれてスタートした。
早歩き班は、目的地を梅ヶ枝方面から遠回りしたコースで歩き、参加者はウォーキング専用のポールを使い軽快なスタイルで平坦な道も坂道もリズムを崩すことなく歩いていた。ゆっくり班は、海の見える景色や会話を楽しみながらゆったりとウォーキングし、心地良い汗をかいていた。
同会は、平成17年に発足し、今年で9年目を迎え、来年は10周年の節目となる。発足時から続けている会員も多い。現在116名の会員で、60〜80歳代が多く、平均年齢73歳で最高齢は93歳。女性が72%と多い。自己責任、自己判断のもと活動に参加している。1年を通じて、毎週火曜日と木曜日に小樽市総合体育館前に集合し、ストックウォーキングを楽しんでいる。年3回は、前田公園やモエレ沼公園、ノルディックウォーキングの常設コースが整備されている伊達市大滝区などへバスで遠征したり、学習会、親睦会を開催し、健康維持増進と親睦を図りながら楽しんでいる。
ストックウォーキングの良さは、両手足を使い、4本の足で歩くイメージで、転倒防止と推進力を手で担うため足の疲れが少なく、距離を伸ばし歩くスピードを上げることができる。消費エネルギーは、普通に歩く2割増。歩くことの良さに更にプラスされるものが多くなり、体の活動に有益なスポーツとなっている。小樽市でも年齢を問わず気軽にできるストックウォーキングの普及を推進している。
目的地に到着した一行は、クールダウンのストレッチを行い、公園内の花々を楽しみ、その後、解散となった。
鴈原会長は、「桜の季節に毎年開き、楽しみにしている会員も多い。今日は沢山参加していた。健康と体力維持、仲間との会話を楽しむことを目的としている。継続が力となり、日々の活動が役立つと思う」と話した。
参加して8年目の市内60代の女性は、「早歩き班に参加し、コース的には平気だった。桜の季節なので楽しみながら参加した。1年中活動があり、それぞれの季節を楽しんで歩いている」と満足した様子だった。
5月18日(土)は、第1回目のタウンノルディックウォーキング小樽を開催。花園グリーンロードから緑化植物園まで6kmをウォーキングする。また、6月11日(火)は、札幌市手稲区にある前田公園へバスツアーを予定している。