博物館に春!屋外展示車両がピカピカに


trainclean1.jpg 小樽市総合博物館(手宮1)の貴重な鉄道車両がある屋外展示場では、昨年から降り続いた雪が大量に積もっていたが、一気に雪解けが進み、いよいよ行楽シーズンを迎える。それに先立ち、4月20日(土 )10:00から12:00まで、屋外で展示中の車両の汚れを取り除く清掃作業が実施された。
 毎年この時期に、車両にかけられたシート外しが行われているが、昨年は、悪天候の日が多く、シート掛けが予定通りに出来なかったため、今回は清掃作業が行われた。
 NPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸理事長)が中心となり、遠軽や市内からのボランティア20名が参加して行われた。風も冷たく雨が降ったり止んだりの変わりやすい天候の中での作業となった。
 飯田代表は「今年は車両のテントがなく、冬期間の汚れやゴミを掃除し、気持ち良くお客様を迎えるため綺麗にしたいと思う」と挨拶。会員で鉄道ボランティアでもある五十嵐義郎さんから清掃車両について説明があった。1日目は中央ホーム車両を、2日目は手宮ホームの車両の清掃を行う。1両約20mある車両20両分の清掃を予定し、蒸気機関車C55型50号機から開始した。
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 寒空の下、お湯が入ったバケツで雑巾を洗いながら、窓や表面の汚れを拭き取っていた。手の届かない所は踏み台を使って、次々と綺麗な車体となった。五十嵐さんは、「保存会の会員やボランティアが集まり清掃を目的としているが、今年度の顔合わせも含めて行われている」と話した。
 車両の補修は、同館鉄道ボランティアにより日頃行われ、車両内部はシーズン中清掃業者が行っている。今回の清掃で車体がピカピカになり、春の日差しを浴びていた。
 市内の女性は、「初めて参加した。このようなボランティアがあるのを知らなかった。車両に触れる機会がないので、貴重な体験をさせてもらった」と話した。
 なお、4月21日(日)は10:00から清掃活動が行われるが、雨天の場合は中止。
 問合せ 0134-61-7777 NPO法人北海道鉄道文化保存会(担当:清水)