3年間歯科衛生士を目指し学ぶ、小樽歯科衛生士専門学校(稲穂2・角谷淳校長)の入学式が、4月6日(土)13:00から、グランドパーク小樽(築港11)5階樹氷の間で、小樽市保健所・秋野恵美子所長、同校同窓会会長、同校講師等、在校生50名や保護者が見守る中、厳かに式が進められた。
平成25年度の同校新入生は20名(18歳~25歳女性)で、小樽12名、余市、浦河など道内から8名が入学した。
一般社団法人小樽市歯科医師会会立の小樽市歯科衛生士専門学校として1967年に開校し、地域医療に活躍できる有能な歯科衛生士の育成を目的として47年目を迎える。高い国家試験合格率を誇り、歯科衛生士を全道各地に送り出している。
入学式では、20名の新入生が、拍手で迎えられ入場。角谷校長は「20名が歯科衛生士として1人も欠けることなく50周年に花を添えてもらうことを願う。人生の中で、一番良い時期を本校の学生として過ごすことになり、小樽と専門学校を好きになってもらいたい。今日の晴れがましい気持ちを持ち続け、素晴らしい歯科衛生士として巣立ってもらいたい」と告示を述べた。
新入生を代表して岡田里奈さんは、「先輩である方々は、歯科衛生士として立派に活躍している。新しい伝統を傷つけないよう学則を守り、学業に励み、教訓を胸とし歯科衛生士として立派な社会人となるよう努力することを誓う」と宣誓した。
同校3年生の村上瑛理さんは、在校生歓迎の挨拶で「今、皆さんは、大きな不安と希望で胸がいっぱいだと思う。私達は、現在の高齢社会の中で市民の医療に対する要望が多様化していること、高度先進医療の発展によって歯科衛生士がより深く広い分野の知識と技術を身につけなければならないなど、沢山のことを学んでいる。これから皆さんは、今までに聞いたこともない専門用語や、技術の習得に戸惑うこともあるかもしれない。知らないことへの挑戦には不安が付き物。歯科衛生士の資格を取得することは、自分に対する厳しさを持ち、自らが積極的に学ぶ姿勢が重要だと痛感している。同校の学生には、まわりの人を思いやる温かい心がある。今日ここにいる仲間と助け合い、励まし合い充実した学校生活を築き上げていきましょう」と述べた。
この後、校歌斉唱し、新入生は、緊張して面持ちで会場に流れる歌声に耳を傾け、これからの学生生活への決意を新たにしていた。