中松小樽市長は、3月25日(月)11:00から定例記者会見を開き、26日(火)から開始される「高機能消防指令センター」の運用についてと、「第2次小樽市男女共同参画基本計画」の策定についての2項目を報告した。
高機能消防指令センターの運用開始については、「平成28年度5月末が期限とされる消防救急無線のデジタル化の推進に向け、平成23年度から3ヵ年計画で同センターの整備を行ってきた。2月に新しいシステムの切り替え工事が完了し、今日まで試験運行してきた。明日から本運用に切り替える。
特徴は、消防車や救急者の現在地をリアルタイムに把握する出動車両運用管理装置の他、119番通報の発信地を地図上に表示する位置情報システム、市内の道路状況や気象の変化、災害発生時における海面状況の変化などリアルタイム映像で確認する高所監視カメラなど、災害時の被害軽減と救命率の向上が図れる。最大限活用し、小樽市が掲げる安心安全で住みやすい町づくりに努めたい」とし、26日(火)11:00から、消防庁舎3階旧通信司令室で同センターの開始式を行う。
第2次小樽市男女共同参画基本計画の策定については、「現在の計画は、平成24年度をもって終了するために、平成25年度からスタートする10年間の行動プログラムとして策定した。
新たに10項目の成果指標と4つの強調する視点を設定している。男女共同参画社会とは、多様な生き方を尊重し、すべての人があらゆる場面で活躍できる社会の実現に向けて、女性側の一方的な推進ではなく、育児、介護、地域活動等に男性が参画できるように環境整備が大切。推進していくためには、市民の理解と参画がもっとも重要で、市民と行政が共同で計画を進めて参りたい」と、2点の報告をした。
その他、除雪費について「9億5千万円の予算を組み、降雪量や気温などにより積雪が従来より多く、2月に3億の補正を組んだ。3月に雪が降り、追加で2億5千万、合わせて15億の除雪費となった。財政調整基金4億の内2億、交付税の約5千万で補正を組んだ。これ以上の財政措置ができない大変厳しい状況となった。」
市職員での女性幹部職員について「女性の登用を図りたい。適材適所を考え、人材を配置していきたい。基本的には男性女性問わず、優秀な人材を配置していきたい。」
丸井今井跡地について「閉じて8年近くなり、その間、土地建物の権利者が多く一本化されないまま現在まで来た。日本レーベルが取得したことによって新たなひとつの大きな一歩に繋がると思う。どうやって再開発していくのか話し合って進めたい。現状では商業施設は、大変厳しいと聞いている。敷地内に市道があり、どうやって行くのか。大きな問題として解体後、アーケードを支える柱をどうするかなど問題が多く、課題を沢山抱えている。」
北照高校が勝ち進んだことについて「昨年は負けてしまい、今回、内容が良い形で勝ったと思う。勝ち進み、優勝旗を小樽に持ち帰ってもらいたいという思いで、昨日は、甲子園で応援してきた。しかし、今後は年度末や年度始めで忙しくていけない」と答えた。