日銀通りのプラタナス落ち葉清掃活動が、今年も勤労感謝の日の11月23日(金)10:00から、市立小樽美術館前(色内1)に集合して行われた。今年で9回目となる。主催は、日銀通り景観協議会・おたる緑のまちづくりの会。
あいにく朝から雪が降り続く積雪状態の中、雪に埋もれたプラタナスの落ち葉を掘り起こしての作業とった。参加者は、主催団体と小樽おもてなしボランティアの会、小樽観光ガイド倶楽部、小樽市役所有志など30名。
日銀通りのプラタナス並木は、平成16年に日銀通り景観協議会と小樽市が協議し、緑のある並木を作るため、景観に配慮しプラタナスの木の枝を残す剪定を行い、バランスの取れた緑の樹形になりつつある。葉が落ちる季節になると、プラタナスの枯れ葉が、歩道に乱舞する状態となる。その落ち葉を清掃しようと、毎年、市民が協力して実施している。
70ℓのゴミ袋40枚を用意。清掃区域は、工事中の北洋銀行小樽中央支店から小樽郵便局前までと、反対側の日銀金融資料館周辺。参加者は、火バサミでプラタナスの葉を拾い集めた。雪が積もり歩道はぐちゃぐちゃ。時折激しく降る雪に参加者は凍えながら、重くなったゴミ袋を持って移動していた。
プラタナス清掃活動呼びかけ人の山口保市議は「こんなに雪が積った中での作業は、2回目。参加者は、有志で集まって来てくれている。まだ木に葉が沢山ついている。2回行う年もあるが、今年はまだ決めていない」と話し、落ち葉を拾っていた。
北洋銀行は4名が「初めて参加し、毎年雪の降る時期に行うのも大変だが、清掃に参加して少しでも役立ちたい」と話し、市観光振興室職員は「観光振興室へ来て2年目となる。この清掃活動は初めて参加した。緑のジュータンのようだったが、落ち葉を拾い綺麗になり気持ちが良かった。参加するまで億劫だったが、楽しかった。寒さの中、みんな頑張っていた」と話した。
この清掃作業の結果、美術館前には、落ち葉入りのゴミ袋が山積みとなり、11:00に清掃車に積み込み、終了した。