女性有志ボランティアグループ「女川・小樽絆つくり隊」の活動報告会が、10月19日(金)15:30から、小樽市役所本館(花園2)2階市長応接室で行われた。揃いの帽子を被った参加者22名が来庁した。
女川・小樽絆つくり隊は、小林恵里子代表が小樽のプールや銭湯で指導する、「いくつになっても歩ける足を」の運動教室の生徒(平均年齢70歳代)を中心とした25名が参加し、誰にでもできる足湯と足の体操を通して、同年代の交流を図り、自身の元気が人のために役立つ元気であることを目的として結成された。
10月15日から17日まで、宮城県女川町の4ヶ所の仮説住宅で、冬に備え、足湯で免疫力の向上と、手話を披露し元気になってもらおうと活動した。かかる費用(交通費・宿泊費自己負担)を潮まつりの出店で調達し、理学療法士による足の構造や足湯の効果の勉強会を4回開き、準備してきた。
小林代表は、「女川では、高齢者の方が来たと喜んでもらい、感動して帰ってきた。いくつになっても前を向いて頑張っていこうと絆が深まり、みんな元気に帰ってこられたのが嬉しい」と話した。
参加者の菅野タエコさん(80)は、「被災地をテレビで見て何かしようと思い、みんなに助けられながら参加。足湯をして涙を流してもらい、こんな思いは初めてだと思った。行って良かった。これも、健康教室の体操のお陰だと思う」と話した。
報告を受けた中松市長は、「頑張って頂き、お礼を申し上げる。足湯は血行を良くし、皆さんと同じ若さが繋がったと思う。心は年をとらずいつまでも若く、常に若さを保つことが大事。日本全体がひとつになって早く復興してもらいたい」と話した。
女川町では、ありがとうと感謝と感動が飛び交い、何もお礼できないと、ハーモニカ演奏をしてくれた。その様子も画像で報告され、現地のいたるところで手話で歌った「しあわせ運べるように」を、中松市長へも披露した。
最後に小林代表は「日本の銭湯文化を守っていただきたい。是非、援助してもらいたい」と市長へお願いした。