小樽市立病院統合新築工事起工式が、9月27日(木)9:30より、新市立病院建設地(量徳小学校跡地・若松1)で行われ、小樽市長はじめ病院関係者、工事関係者ら82名が出席した。主催は、大林・阿部特定建設工事共同企業体、東光・加藤・北央特定建設工事共同企業体、きんでん・中島・笹谷特定建設工事共同企業体、朝日・山吹特定建設工事共同企業体、斉久・丸コ特定建設工事共同企業体。
会場では、敷地内中央に祭壇を設け、工事着手の第一歩となる鍬入れ儀式が、住吉神社の宮司により、おごそかに進められた。


長年の紆余曲折を経て、小樽市は念願の新病院建設にようやく漕ぎ着けたが、巨額の累積赤字を抱えている現病院の負の遺産を背負っての建設着工には、今後の行方に大きな不透明感が漂っている。
市が当初建設予定していた築港では、公的病院の済生会小樽病院の新築工事が、55億円をかけて既にに着工されている。これについで140億円をかける新市立病院の着工で、13万人口の小樽市には、200億円をかけた2つの新築病院が並立することになった。
一般会計からザブザブと赤字補填を強いられている市の病院会計の行方は、まったく予断の許されない状況が続いており、新病院ができたとて、財務内容が急転する見込みのない着工だけに、豪華病院はできたが、小樽は沈没してしまったという結果になりかねないとの懸念の声も上がっている。
◎小樽市:病院について