農産品即売会やバールンアート 都通り商店街賑わう


 おたる都通り商店街(稲穂2)では、9月21日(金)から23日(日)までの3日間、「秋のみやこ市」と「アートストリート」を開催。野菜の即売会や蚤の市、バルーンアートなど、都通り商店街に多くの買物客が溢れ、華やいだイベントとなっている。主催は都通り商店街振興組合。
 初日の目玉イベントとして「じゃがいもバケツ1杯100円」即売会を行なった。開始時間より2時間早く並ぶ程の人気となり、13:00の開始時間前には長蛇の列ができ、150人以上が並んだ。真狩の4種類のじゃがいもを1,000kg用意。参加者は、ビニールシートに山積みにされたじゃがいもを、バケツに思う存分入れ込み、中には、持ち上げられない程入れた参加者もいた。バケツ1杯で6〜7kgほど入り、会場は大いに盛り上がっていた。2時間並んだ女性は「毎年参加している」と、重いじゃがいもを買物カートに入れ大満足した様子。

 22日(土)は、5月から11月の毎週土曜日11:00から13:00まで、取れたての野菜や果物・卵を販売している後志管内の新規就農者で作る、しりべしなんでも百姓クラブが開いている都通り商店街無農薬野菜即売会を開催する。普段の感謝の気持ちを込めてつきたてのもちを振舞う「もちつき大会」を12:00と12:30に行なう。
 今年初めての小樽文学舎主催の文学館古本市は、23日(日)の11:00から16:00まで。その他に、恒例の秋の100円市は21日(金)と23日(日)に行われ、期間中には、空くじなしのガラポン抽選会もある。
 鈴木創運営委員長は「やっと涼しくなり、多くの人に買物に来てもらいたい。はずれくじなしの抽選会もあり、豪華商品が当たる確立が高いです」と話していた。
 6回目となる「アートストリート」では、絵手紙展やパステルアート展、小樽在住のKazu氏による秋をイメージした色使いで作ったバルーンアートが会場を華やかにしている。

 Kazu氏は、カナダのバンクーバーで、バルーンアートと出会い、5年前からプロとして活動している。会場のバルーンアートは、19日の午後に作り始め、商大生などの手助けを受けながら、都通り商店街の両入り口にアーチ2基・ピエロ2体ずつ、会場のところどころにオブジェ16個を飾り付けた。今回、テーマを「秋」とした5mのツリーは、紅葉した木々、食欲の秋、動物を取り入れ、1,200個のバルーンを使用している。
 Kazu氏は、「バルーンアートを作っていると、どんなイベントなの?と多くの人に声をかけてもらった。今までにない巨大ツリーを手探り状態で作り、商店街の人々やボランティアの協力のお陰で、無事完成できた」と話した。バルーンショーは、22日(土)12:00と14:00。
 小樽商科大学学生サークル小樽笑店主催のミニゲーム大会(風船くじ・バルーンアートラリーなど)は、22日(土)と23日(日)を予定している。