小樽明峰高等学校(最上1・續橋淳子学校長)演劇部では、第62回高文連後志支部演劇発表大会出場作品のプレ公演会を、9月18日(火)16:00から、同校体育館で開いた。
同校演劇部は、昨年、高文連後志大会で優勝し全道大会へ出場。「学校シリーズ18 小教室〜1億分の1〜」が優良賞を受賞し、実力のある演劇部である。今回も、吉川勝彦演劇部顧問が脚本を書き、同演劇部2年木下麻衣さんが潤色した「学校シリーズ19 小教室・逆転現象〜9と25」、生活保護に関する問題を生々しく演じた作品となっている。
最近では、生活保護に関する問題や事件が多く取り上げられる中、演劇部員が自ら生活保護について調べ歩き学んだ。劇中の生活保護にまつわる悲しい記事は、部員らが見つけたもの。恒例明峰学校シリーズは、教室を舞台に子ども達の心情を赤裸々に表現し、観客も考えさせられる内容で、共感し涙を流す人も多い。
今回のプレ公演では、セットの組み立てから始まり、セットの片付けまで全て公開された。
潤色した木下さんは、「いくつかのテーマの中からみんなで生活保護の話に決めた。練習量が少ないが、完成したら達成感もある。課題はチームワーク。力を合わせ協力して頑張りたい」と話し、同校演劇部2年・櫻井美穂部長は「今日は、結構声が出ていて良かった。役作りについて話し合った。出場するからには頑張り、優勝を狙いたい」同校演劇部3年・八島里恵さんは「大会は全力を尽くし頑張りたい。自分の役で明るさが足りないので努力したい」と話した。
石澤隆一演劇部顧問は「テーマが難しく、脚本の後半を木下さんが悩んで変えた結果良くなった。間の取り方や台詞を大きく強く練習できればもっと良くなる。地区大会、全道大会、全国大会へ繋がれば良いが、当たって砕けろで、結果はどうであれ、自分なりにやり遂げれば良いと思う」と話した。
第62回 高文連後志支部 演劇発表大会 9月22日(土)〜24日(月) 小樽市民センターマリンホール 入場無料。
出場校:小樽商業・倶知安・小樽水産・小樽潮陵・岩内・小樽明峰・余市紅志・小樽桜陽高校。
結果発表は24日(月)に行われる予定。