第6回小樽クラッシックカー博覧会が、8月26日(日)9:30から17:00まで、小樽市総合博物館(手宮1)で開かれた。
約90台の自慢の愛車が本館敷地内に展示され、3,254人(入館者3,148人・クラシックカー関係者106人)のクラッシクカー好きが来場し楽しんだ。主催は、小樽クラッシクカー博覧会実行委員会(松本誠一実行委員長)。
クラシックカーの愛好者たちが、若き日の想い出と懐かしさ、自動車の歴史や変遷、文化的価値をアピールする博覧会で、昭和63年(1988年)以前に製造された2輪車及び3輪車以上の国産車、外国車及びこれらの同型車で平成4年(1992年)以前に製造されたものが対象。今回、基準を見直し、今年で車齢が20年になる平成4年以前製造の同型車の参加も認められた。
会場には、昭和45・49年のスプリンター、今年初出場の20年前のスープラ、トヨタ・スターレットKP61最後の後輪駆動車、昭和46年札55のナンバークラウンオートマチック車、昭和46年スバルR2などの車が並び、来場者を楽しませた。
トヨタ・センチュリー平成4年車(昭和42年からの初代センチュリーモデル)4000cc。三角窓がついた基本設計を所有する札幌手稲在住の伊藤秀明さんは、「以前よりクラッシクカー博覧会は見に来ていたが初参加。この車は2年前に購入し、土日行楽のみに使用。古くて珍しい台数の少ない車が好き、以前は古いベンツに15年乗っていた。リッター3〜4km走行、車の長さが5m30cmほどあり、立体駐車場へ入れない。今回初出展し、一体感を味わった。こらからも出展したい」と話した。
出展中一番古い車の昭和34年日産・オースチンA50ケンブリッジ。52年前の未再生原形車には、多くのファンが集まり、オーナーの説明を聞いていた。
14:00から、初代日産ファレディZ開発担当者・松尾良彦氏の講演会やボンネットバス無料体験試乗会が開かれた。
札幌在住10代の学生は「70〜80年代の車が見られると思っていなかった。以前からクラッシクカーに興味を持っていた。いつか、オーナーになりたいと思っている」と話していた。