ニッコールクラブ小樽支部(本郷正利会長)の第4回写真展が、8月15日(水)から19日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開催中だ。
同会は、平成20年4月に発足し、仲良く楽しくをモットーとする写真愛好家が集まっている。年4回の例会に写真を持ち寄り、会員相互による勉強会を行っている。また、ニッコール会報誌「サロン・ド・ニッコール」へ作品を応募し、審査講評による技術の向上を目指している。
第4回目写真展では、会員14名の自信作49点を展示し、訪れた市民を楽しませている。市内での気づかない穴場や、見過ごしてしまいそうな花園町の建物、大雪山(旭岳)のシマリス、上富良野のきつねの親子のほのぼのとした表情、珍しい動物を絶妙なタイミングで捉えた作品など、熟練した会員の作品が並んでいる。
市内在住の同会2年目の小泉和子さんは、昨年親戚の人に紹介してもらった広尾町のトーチカ(戦時中に使用した鉄筋コンクリート製の防御陣地の建物)を写した「遠い記憶」4枚の組写真を出展。「来場者に、『今日の終戦記念日に合わせたみたいだね』と言われた。自分は、戦後に生まれたけれど、戦時中当時を思って表現し出展した。写真展では、他の人の作品を見て、とても刺激になる」と話していた。
桂岡在住の女性は、「隣では絵画展があり、写真と絵は通じるところがある。写真を始めて間もないが、自分の思うように表現できたら良いと思う」と感想を話していた。
第4回ニッコールクラブ小樽支部写真展は、8月15日(水)から19日(日)までの10:00〜17:00。最終日は16:00まで。