共に生きるー小樽ほほえみフェスタ2012」が、8月24日(金)・25日(土)の2日間、11:30から18:00(25日は17:00)まで、都通り商店街(電気館ビル前・稲穂2)で行われている。主催は小樽市「障がい者週間」・ほほえみフェスタ実行委員会。
小樽市では、平成3年度に、障害者団体、施設、ボランティア団体などを構成団体とする小樽市「障害者の日」啓発活実行委員会が発足した。平成16年の障害者基本法の改正に伴い、12月3日から9日までを「障害者週間」とした。これに伴い、平成17年度から小樽市「障がい者週間」・ほほえみフェスタ実行委員会として活動している。
今年は、第1回目として「ドンドコ・ザブーン!」フェスタを、潮まつり協賛イベントとして行い、今回は、「千客万来!元気百倍!」フェスタとして、2回目を開いた。
小樽市社会福祉協議会によるボランティア市民活動パネル展では、138枚の写真を展示。出前講座の様子、カレンダーリサイクル活動などを紹介。おたる子ども劇場や富岡児童館に来ている子ども達が作った折り紙も一緒に展示している。「1年に1度の貴重な機会なので、多くの方々に見てもらいたい」と関係者は話した。
小樽市保健所では、自殺予防啓発用ポケットティッシュ1,000個を配布。小樽市身体障害者福祉協会では、書道や絵画の作品を展示。絵画2点を出展した須田邦子さんは「楽しく続けている」と話した。
松泉学園では、シシトウ、ピーマンなどの野菜を1袋100円で、その他、木工品小物、縫製品を販売したが、ナス、キュウリ、トマトはすぐに完売した。小樽四ツ葉学園は、乾燥椎茸300g入りを20袋用意。これも早々に完売。とら豆500g500円、パセリ3株50円、造花1束(3から4本)50円も人気。その他に、利用者が一生懸命に作ったビーズ細工、手工芸品を販売。
市内の女性は「たまたま通りかかり、袋に沢山入ったピーマンを買った。新鮮で美味しそうでとても良いイベントだと思う」と話していた。
同実行委員会北野修啓会長(松泉学園支援部長 )は、「スタッフが交流し、全員で盛り上げている。イベントを通して各団体が結束し、チームワークも強くなる。同学園では、作業に出ているメンバーが販売をし、自分で作った物が目の前で売れるのを見て、励みになると思う。以前は福祉施設が中心だったが、5〜10年前から在宅で障害のある人や発達障害の団体などが啓発のために参加し、地域福祉が広がっている。ぜひこの機会に多くに方々に足を運んでもらいたい」と話した。
第3回目は、「優しさをありがとう!」フェスタを、12月6日(木)・7日(金)に長崎屋小樽店で開催予定。