7月8日に開幕した第47回小樽市民体育大会は、10月の体育の日まで30種目が競技される。
そのひとつであるスポーツ吹矢大会が、8月19日(日)13:00から、小樽市総合体育館(花園5)地下1階第1体育室で開始された。小樽運河支部9名といちえ会3名の12名が参加し、緊張した面持ちで競技に挑んでいた。
日本スポーツ吹矢協会小樽運河支部・稲垣廣次支部長は「市民体育大会に参加し、賞状を争って戦う。今日は、9月2日の全道大会に向けての練習も含め準備のつもりで、充分力を発揮してもらいたい」と挨拶。
本日の審判長も務める南北海道スポーツ吹矢協会の工藤会長は、「スポーツ吹矢は各地に広がり、北と南に協会がある。南支部に北広島支部ができ、全道に15支部ある。9月2日の全道大会では、昨年は50名の参加が、今年は100名近くの出場を予定し、盛大に行われる。その分、技量も高い。それに向けて頑張ってもらいたい」と話した。
さらに、ルールの説明があり、吹矢体操と基本動作を行った。
基本動作は、筒を持ち、的に向かって45°の構えの姿勢。両足を肩幅に開き、鼻から息を吸い、両手はまっすぐ伸ばし3秒で上げる。目線は正面一点、13秒で息を吐きながら、両手は大きく弧を描き下ろす。息を吸い、筒は手の平の上に載せ、筒を支える腕は、120°の角度を保ち、両目で的を見る。そして腹式呼吸で一気に吹く。目線を自分の正面に戻し、息を整えながら、両手は弧を描きながら下ろし礼をする。
最初に個人競技が行われ、的までの距離8m(初段から2段)3名、6m男性6名、6m女性3名に分れて行われた。試技3本は先に打ち、その後、5本ずつ4ラウンド行い、点数を競う。団体戦は、3名ずつ4チームに分れ戦った。
静まりかえった会場で、的に矢が刺さる音が響き、参加者は、集中力を高めて、真剣に競技が進められていた。
《大会結果》
級の部男子 優勝 2名(決選を行わず) 小樽運河支部・貝さん いちえ会・田渕さん
級の部女子 優勝 いちえ会・伊藤さん
段の部男子 優勝 小樽運河支部・生島さん
団体戦 優勝 小樽運河支部A(生島、貝、小倉)が2ラウンド合計190点