車いすの点検 自動車整備士がボランティア活動


kurumaisu2.jpg (社)札幌地方自動車整備振興会小樽支部(廣瀬保男支部長)は、「車いす出張無料点検」を、7月18日(水)13:30から、小樽市役所(花園2)中庭で行った。同会役員や会員15名が参加した。地域への奉仕活動として行われ、今年で3回目となる。
 同会は、昭和27年、自動車の安全確保と公害防止などの環境保全のサポートを使命とする自動車整備事業の健全運営を振興するために発足した国土交通省管轄の公益法人。北海道運輸局長から自動車整備事業場としての認証を受けている者を主たる会員とし、約1,664の会員数を有する。
 小樽市福祉部、保健所、社会福祉協議会、市内の福祉施設などで使用している車いす40台の点検を依頼された。自動車整備士をしている会員達は、車いす点検表に則り、空気圧、タイヤの減り、タイヤのキズ、車輪のガタ、スポークのゆるみ、ブレーキの効き、キャスターの具合などを1台ずつ丁寧に点検していた。kurumaisu1.jpg
 同会廣瀬支部長は「社会貢献のひとつとして行われ、皆さんに大変喜ばれている。喜ばれている以上は続けたいと思う」と話した。道央ヂーゼル株式会社の自動車整備士は「今年で2回目の参加で、人の役に立てれば良いと思う。来年も参加したい」と作業に追われていた。
 1人で10台以上の点検を行い、点検が終わった車いすには、「点検しました」と書かれたステッカーが、昨年のものと貼り替えられ完了した。使われていた所へ届けるまでが、今日の点検ボランティアに含まれ、点検済みの車いすは、次々畳まれて車に積み込まれていった。