園児とベンチのペンキ塗りに挑戦 北海道建築士会小樽支部

 北海道建築士会小樽支部(福島正絋支部長)では、7月12日(木)10:00から、小樽藤幼稚園(富岡1・園児80名)に木製ベンチ6個を寄贈し、同園年長(5〜6歳)藤組の38名が、同支部青年委員会(高橋明裕委員長)と街づくり委員会の11名の建築士と一緒に、ベンチの塗装作業を体験した。
 同会は、現在80名の会員。7月1日の「建築の日」にちなみ、子ども達に物づくりの面白さや大切さを感じてもらうために、2002(平成14)年から、市内の幼稚園、保育園へ木工品を寄贈している。2008(平成20)年からは、同型のベンチを寄贈している。6つのベンチを合わせると、中心に空間がある六角形になる。木を囲んだり、花壇を囲んだり出来るように作られている。
 屋外を予定していたが、あいにくの雨のため、同園2階のホールにビニールシートを敷き、6つのベンチを並べ、3班に分かれて列を作り、園児たちは順番に刷毛を持ち、ペンキ塗りを体験した。
 ペンキは水系塗料で、3.5kg使用した。ペンキを塗ることによって、防腐・防虫などの効果がある。40分くらいで塗り終わり、建築士が塗り残しがないように仕上げた。園児たちは、「塗るところがおもしろかった」「初めてペンキ塗りをした」と、楽しそうに話していた。 
 高橋委員長は「人数が多く混乱するかと思ったが、みんな行儀も良く、興味を持ち参加していた。物づくりの楽しみや意義を感じとってもらいたい。建築士会の団体の存在を親御さんや先生に知ってもらいたい」と話した。
 佐藤肇子園長は「グランドに置く予定。日陰でひと休みする時に使いたい」と話し、園児たちは、感謝の意を込めて、「地球はみんなのものなんだ」を合唱し、歌のプレゼントをした。その後、全員で記念撮影し終了した。
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