『安全・安全いま新たなステージへ』 消費者月間


syouhisya1.jpg 小樽消費者協会(本前みさ子会長)は、5月の消費者月間の一環として「小樽消費者月間パネル展」を、5月24日(木)・25日(金)に、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで行なった。今年で12回目。
 消費者庁では、昭和63年から毎年5月を「消費者月間」としている。消費者と事業者、行政が一体となって、消費者が主役となる社会の実現について、共に考える事業を行っている。今年は、「安全・安心いま新たなスタージへ」をテーマに、全国で消費者啓発活動が開かれている。
 会場には、同会理事による手作りのパネルに、「悪質商法に関する内容」や「飲物に入っている砂糖の量について」・「一般家庭ができる節電対策」・「消費者協会の活動」について分りやすく展示。リsyouhisya2.jpgフォーム作品展示コーナーでは、ワイシャツからエプロン、肩パットからポーチ、ネクタイからネックレス、傘の布からマイバッグをリフォームし紹介した。
 体験コーナー「廃油から石鹸作り」は、1ℓの牛乳パックを用意し、水80cc、苛性ソーダ30g、廃油250ccを入れ、15分間かき混ぜるところまでを同会場で行い、それを、各自家庭へ持ち帰り、1ヵ月間涼しい場所において乾燥させると完成品となる。換気扇や浴槽、洗面所などの掃除に適し、万能の石鹸が出来上がる。展示されているパネルには、コップ1杯の油を流すと、魚が住めるようになるために、300ℓの浴槽200杯の水が必要になると伝えていた。
 午後からは、残り布を使っての「フクロウ作り」を、先着30名で行った。参加した市内女性は「またまた通りかかったので参加した。簡単そうに見えたが、作ってみるとなかなか難しかった。でも楽しかった」と完成したフクロウを眺めていた。
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 消費生活相談の広域化により、「小樽市消費者センター」が「小樽・北しりべし消費者センター」となり、架空請求や振り込め詐欺、クーリングオフなどの困りごとへの相談を、同会の専門相談員6名があたっている。今回は、道の協会と連携し、悪質商法撲滅キャンペーンを行い、パンフレットとティッシュの配布も行われた。
 また、学校やPTA行事、婦人学級などへの移動消費者教室(出前講座)が無料であり、講義メニューは「知っておこう、クーリングオフ」や「高齢者を狙う悪質商法」など。材料費は実費となるが、体験メニューとして、「牛乳パックからはがき作り」「マイバックを考えよう(傘の布をリサイクル)」などの講座も用意されている。
 詳しくは、0134-31-3682 小樽消費者協会事務局まで。