ピンクリボンファミリー(辻井智珠代表)では、母の日の5月13日(日)13:00から、ウイングベイ小樽(築港11)1階5番街ネイチャーチャンバーで、「乳がん検診啓発活動2012」を開いた。同会は、10名の会員で活動し、ウイングベイ小樽で、5月と10月に乳がん啓発活動イベントを主催している。
辻井実行委員長は「母の日ということで、乳がん検診へあまり行く機会がない方に、自分の健康を守ってもらいたい。男性にもありえる病気で、どんな人でもなることをお知らせし、乳がん検診を受けてもらいたい」と訴えた。
ステージでは、働くシンガーソングライター・しもまひろしさんのライブやチビッコチアダンス、北大生シンガー・植田新さんのライブも行われ、買物客が足を止め、2階や3階から観覧する姿もあった。
会場では5つのコーナーを設け、ボディジュエリーコーナーや小樽市保健所による触診模型の展示があり、乳がんのしこりを実際に体験したり、40歳以上は1,000円の自己負担額で、2年に1度、乳がん検診が受けられることや、乳がん検診無料クーポン券の配布について説明が行われていた。初参加のワコールでは、多くの術後の方々のアフターケアと、1974年より「リ」は再生、「マンマ」は乳房という、”美しい乳房を再び”という意味の同社の造語「リマンマ事業」を実施し、2002年9月から本格的な活動を行っている。
旭川の株式会社リプロは、乳がん術後専門サポートショップで、術後のケア用品ブラジャーや社長が考案したリプロパッドを紹介するなど、術後の情報を提供している。
つむぎの会は、抗がん剤治療の人々を支えるために、タオル1枚から作る帽子を小樽でも広げようと活動している。子どもがプールへ入った後に使用できたり、年配者用の防寒にもと用途が広い。未使用のタオルの寄贈を募っている。
また、自分達でできることでみんな元気になろうと応援し、市内の銭湯で運動教室を開いている、健康応援社の小林恵里子代表による指の体操などの「お風呂体操」を、観客も一緒になって行なった。同社教室会員で3月に結成した「小樽元気つくり隊」で、「しあわせ運べるように」と「ふるさと」を手話を交えて歌い、啓発活動イベントを盛り上げていた。