国立大学法人小樽商科大学(緑3・山本眞樹夫学長)の構内で、アメリカンフットボール部の合宿中の未成年飲酒で、9学生(男子4・女子5)が、 5月7日(月)夜、市内病院に救急搬送され、内1名が心肺停止、1名が意識不明になっていることが明らかになった。
同大学では、この事態を受け、5月8日(火) 深夜1:00から、構内事務棟で、大矢繁夫・和田健夫両副学長が、 緊急記者会見を開き事件の概要を説明した。
これによると、新学期で合宿中のアメフト部で、5月7日の練習後のバーベキューパーティが15:00~17:00に開かれていたが、 17:00以降も部員がグランドや合宿所などで飲酒を続けていたところ、20:00頃「飲み過ぎで具合が悪くなった」と救急車の要請をした。
救急搬送された9名は、男子学生4名は1年生で、女子学生は1年生が2名、2・3・4年生が各1名の5名。市立小樽病院・小樽脳循環器病院・済生会小樽病院・小樽協会病院・夜間急病センターに搬送された。このうち市立小樽病院に搬送された男子学生1名(19)が心肺停止、小樽脳循環器病院に搬送された2名の内1名が意識不明の重篤状態になっていることを明らかにした。
これにより、小樽の名門大学構内での未成年飲酒が、新学期早々に判明することになり、会見で副学長らは、「このようなことになったのは誠に残念。注意が到らず、誠に申し訳ない」と陳謝した。同大では4月の新学期の開始で、連休の前の4月27日に、各部活の役員・マネージャーや寮生を100名近く集め、未成年飲酒については、注意喚起を促したばかりの出来事だと痛恨の表情を見せた。
アメフト部トマホークスは、商大でも最大部員数を誇る人気クラブ。2009年に創部以来初めてとなる北海道リー グを制覇し、全国大会出場を果たした。昨年は北海道リーグ3連覇を達成していた。
商大では、新学期に突如発生した未成年飲酒事件の対応に追われている。
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◎小樽商大アメフト部トマホーク